僕が見たかったのは。

究極の自由を求めるPEPEの大冒険

さよならセイゴさん。

放浪旅58日目(5月7日)

 

朝の8時前には起きた。

 

彼が仕事に行くタイミングと一緒に家を出た

 

なんだか今回のホストはあんまり深く関わらなかった。

 

今までのホストとは違ってあんまりフレンドリーじゃなかったな。

 

それでも泊まる場所を提供してくれたから感謝してる。

 

そうして僕らは街へと向かった。

 

って言ってもまだ朝だ。

 

やる事がねぇな。。。

 

って事でいつものマックに向かった。

 

これが正真正銘最後のマクドナルドだ。

 

いつも通り1ドルの無制限ドリンクを頼み席に座った。

 

このマクドナルドで多くの事を語った。

 

2人旅だからこそ気付けた事があった。

 

僕にとっては忘れられない大切な場所だ。

 

そうして僕らはしばらくの間、時間を潰した。

 

そして最後に街に向かうことにした。

 

特にやることはないと分かっているし、昨日の焼肉で腹はいっぱいだ。

 

それでも街のチャイナタウンに入ると何故かお腹か空いてきた。

 

そうして僕らは早めのランチで2日前と同じ場所へと入って飯を食べた。

 

美味しかった。

 

そしてその後は適当に街をぶらついて良さげな芝生を見つけそこに腰をおろしギターを取り出し歌を歌った。

 

最後のセッションだ。

 

感情が込み上がる。

 

そうして僕らは歌い終わった後に地下鉄のホームへと向かった。

 

僕はヒッチハイクがしやすい郊外まで、

 

セイゴさんは明日ロサンゼルスからアメリカを発つためにサンフランシスコまで。

 

お互いの道へと歩き始めた。

 

彼と2人で過ごした時間はいい時間だった。

 

1ヶ月の間ほぼ24時間共にした。

 

本当に色んな事があった。

 

思い返すとキリがないくらい出てくる。

 

だからここには書かない。

 

まぁ僕のブログを読んでくれている方はどんな事を2人でやってきたか分かると思うし、深いところまでは書ききれない。

 

大事な思い出としてとっておきたい。

 

ただ一言書くとしたら、

 

本当にありがとうセイゴさん。

 

そしてまた会いましょう。

 

ニュージーランドで初めて会い、

 

そしてアメリカを共に歩いた。

 

きっと僕らは必ずまたどこかで会う。

 

そして変わらずセッションしたりキャンプをしたりするだろう。

 

友達でもなければ先輩でもない。

 

心の底から何でも言える存在だった。

 

そんな彼とまた会える日を僕は楽しみにしている。

 

本当に一緒に旅が出来て良かった。

 

一生忘れられない思い出を過ごすことが出来た

 

少し感情的になるが、

 

ここは抑えて。

 

こうして僕らのアメリカ横断の旅が終わった。

 

ここからは僕の旅だ。

 

そうして僕は前に歩き出す。

中華が一番上手い説。

放浪旅57日目(5月5日) 

 

朝の5時に隣で寝てたホームレスが警察に叩き起こされ追い出されてたやり取りで目が覚めた。

 

椅子の上で寝ていたせいか身体中が痛い

 

それに寝ぼけてたから何がどうなってんのか分からなかった。

 

その警察はホームレスを追いやった後に僕らの場所にきた。

 

僕は無理やり寝たふりをし、セイゴさんに対応を任せその場を何とかやりきった。

 

何だかチケットを持っているかどうかを警察がセイゴさんに聞いていたがその後のことはあんまり覚えてない。

 

まぁ無事に乗り切ったからよしとしよう。

 

ただこれ以上寝てまた警察にチケット確認されたら言い逃れは出来ないから僕らは少し早いが空港を出ることにした。

 

外はかなり寒く体は椅子に座って寝たせいか重い

 

アメリカ横断旅の中でも1番の寝心地の悪さだった。

 

とりあえず僕らはキックボードで最寄りのマクドナルドまで向かうことにした。

 

ここから3キロくらいだった。

 

きっとこれが最後のセイゴさんと行くマクドナルドになるだろう。

 

ふと寂しくなり二人の旅が終わったんだと実感した。

 

マクドナルドに着くと最後だからといって特別な事はなくいつも通りグダグダして過ごした。

 

いやぁ実感がない。。

 

アメリカ横断達成して毎日通ったマクドナルドもこれが最後だ。

 

まぁこんなもんかな。

 

そうして僕達はしばらく滞在した。

 

今日はセイゴさんが最後にカウチサーフィンで宿を確保してくれたおかげでゆっくり出来る。

 

最後にご褒美って感じかな。

 

散々ヒッチは苦労してきたけどセイゴさんのカウチの勝率は最初から最後まで100%だったな笑

 

ゆっくりと計3時間くらい滞在した後は駅に向かい電車に乗りオークランドの中心地に戻った。

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お昼くらいからホストの家にいってもいいとの事なので街でしばらく時間を潰すことにした。

 

オークランドはサンフランシスコから電車で15分くらいの距離だけど凄く落ち着いたような感じの街並みだ。

 

もちろん好きか嫌いかと言われたらNOだけど。

 

適当にキックボードを乗り回し時間を潰しホストの家まで向かった。

 

今回止まるホストはカウチのレビューが150件くらいつていた。

 

逆にレビューがありすぎて心配になったけどそんな必要はなかった。

 

ホストはジョンだった。

 

写真とり忘れました。。

 

建設関係のマネージャーをしているらしい。

 

以前はサンフランシスコに住んでいて最近この辺りに引っ越してきたそうだ。

 

何であんなにゲストを引き受けているか聞いてみると、

 

自分は仕事で忙しく旅ができないから代りに泊めたゲストから話を聞くそうだ。

 

ふーん、それでも話しを聞くだけじゃつまらないだろうなぁって思った。

 

だが普通は今の僕みたいに長期間旅をする事は出来ない。

 

歳を重ね仕事があれば休めないし、それなりの地位に立ったら尚更だ。

 

きっとこの先僕にも訪れる課題になってくるだろうけど今は考えない。

 

その時になったら考えよう。

 

彼と雑談した後は部屋に入り荷物を置き飯を食べに街へ出かけた。

 

そういえば昨日オークランドについた時に鍋の食べ放題のお店を発見したからそれを食べに行こうとセイゴさんに提案し、店を探しにいった。

 

結局どこにあるか分からず見つけるのを諦めて中華街へと足を運んだ。

 

足を一歩踏み入れるとそこからは一気に空気が変わった。

 

そこにいる人間。

 

そこにあるお店。

 

全てが中国のものへと変わった。

 

こんなに変わるものか?

 

ほんの一歩外に出ると白人が多く行き交うアメリカの街にポツンと中華街が広がる。

 

実に面白い。

 

元カノとメルボルンの中華街を散策した時も同じ衝撃を受けたが、そもそもメルボルンはどこに行っても中国人が多かったからあんまり驚きはしなかったけど、ここはいきなり雰囲気が変わったもんだから驚いた。

 

久しぶりのアジアチックな感じかセイゴさんはテンションが上がってた。

 

少し散策してみると何やら良さげな中華のTake awayのお店があったから入ることに。

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アメリカ来てから初めての中華。

 

きっと食べるチャンスはあったんだろうけど観光してなかったから叶わなかった。

 

ランチボックスで3種類自分の好きなものを選ぶスタイルだ。

 

酢豚や角煮やらチャーハンやらヌードルなんかがあって好みのものをボックスに入れてもらえる。

 

ここは地元の中国系の人達にも愛されていたせいか常時お客さんが入っていた。

 

アメリカやカナダでは主流で一般的なスタイルだそう。

 

僕が選んだのはこれだ。

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結構ボリューミーだし味も上手い。

 

いや、上手いどころじゃないな。

 

半端ないぞ。

 

なんやかんだアジアの料理がお口に合うのね。

 

満腹になりご機嫌になった僕らは薬局でお菓子や飲み物を買いホストの家へと戻った。

 

家に着いた時は彼はいなかった。

 

鍵を渡してくれたので中に入り溜まりに溜まってる洗濯物を洗った。

 

その後は部屋で動画でも見ながらのんびりしようかと思ったけど、気が付いたらあっというまに寝ていた。

 

そして彼が帰ってくる丁度前に目が覚めた。

 

彼は日課のランニングに出かけるそうだ。

 

それが終わったらご飯を一緒に食べに行こうとの事なので、そうすることに。

 

部屋で彼の帰りを待ちつつ日記を書いた。

 

そして彼が帰ってきて早速向かった。

 

正直ランチで食べた中華でまだ腹が膨れてたけどお店の前に着いたら腹が減った。

 

なんだか良さそうな感じ。

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中に入ると少し寂れた感じがしてよかった。

 

トリプルポークサンドイッチとパッションフルーツサワーを頂くことに。

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これがまたうまかった。

 

ご飯を食べながら色々な話をした。

 

だが正直あんまり覚えてない。

 

というのも彼の話はあんまり興味が出るような話じゃなかったし、僕らの話もあんまり聴いている感じには見えなかった。

 

同じ事を2回聞かれたり本当に僕らの話を聞いてのかなー?って思う部分があった。

 

カウチサーフィンをしていると実に色んな人がいる。

 

物凄くホスピタリティーが高い人もいれば、少し無愛想な人もいる。

 

彼は丁寧で親切なんだけど、どこかそっちのけな気がする。

 

泊めさせていただいてご飯もご馳走になってるのに何を言ってるんだってってなるけど、すみません。そう感じてしまいました。

 

まぁ実際本当に交流とか抜きに好きなようにやってって感じの人もかなりいるらしいから、彼もそのジャンルなんだなぁって思った。

 

そして僕らは家に帰った。

 

シャワーを浴び部屋に戻りグダーッとした。

 

疲れがウンと溜まってるなぁ。。。

 

さて、明日はどうしようかな。

 

続く。

 

あ、アメリカ横断か。

放浪旅56日目(5月4日)

 

8時前に起きた。

 

昨日は夜遅くまでアニメを見てたからロクに睡眠なんて出来なかったけど、良しとしよう。

 

それにこんな男2人で1つのベットを隣り合わせで使うなんて最後だ。

 

良い思い出として頭の片隅に置いておこう

 

挨拶をしにリビングルームに行くと朝ご飯を作ってくれていた。

 

うぉ、ありがたい。。

 

写真は相変わらず撮ってない。。

 

僕らはそれらを美味しく頂きジェーンとしばらく話した。

 

サンフランシスコでのオススメの場所や何をしたら良いかなんかを教えてくれたけど、

 

多分僕らはそこには行かないと思う。

 

そして話し終え荷物を整理し彼らが家を出るタイミングと一緒に出る事にした。

 

ヒッチハイクで出逢ったご縁でここまでご親切に色々としてもらった。


本当に2人には感謝しかない。

 

これもまた偶然の組み合わせなようで必然だったのかもしれない。

 

たまたま彼が仕事で何回も日本に行っていて日本人に抵抗がなく理解があり、彼の娘が

 日本の家庭にお世話になっている。

 

そして日本人の僕らがヒッチハイクをしていた。

 

娘がお世話になった恩を返したいという理由で僕らを拾ってくれた。

 

そして僕らは素晴らしい時間を過ごすことが出来た。

 

たまたまの偶然のだけど何か繋がっているように僕にはかんじる。

 

本当にありがとうございました。

 

彼らには高速の入り口まで送ってもらいお別れをした。

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さぁて、ついにここまで来たぞ。

 

ここからサンフランシスコは車で1時間の距離だ。

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そしてここからサンフランシスコまで行く車は死ぬほどいる。

 

立地も問題ない。

 

セイゴさんと2人でする最後のヒッチハイクだ。

 

そしてこれを終えたら僕らはアメリカ横断をした事になる。

 

気合を入れてヒッチハイクを始めた

 

しかし全然車が止まらない。

 

だがこの際そんな事はどうでもいい

 

何も気にせずヒッチを続けた。

 

1時間が経った

 

何たって事ない。

 

いつもの事だろう

 

2時間が経った。

 

ふぅ。こんなの序の口だ。

 

2時間の法則があるから誰か泊まるはず。

 

それに少し突っ立ってるだけじゃ面白くない。

 

そうして僕はギターを取り出し、セイゴさんはウクレレを取り出し、お互い弾いた。

 

オリジナルの歌を大熱唱したり、セイゴさんの刻むビートの上に渾身のフリースタイルをするなど1時間以上みっちりとセッションをした。

 

このセッション中に数多くの名曲とパンチラインが生まれている事は僕とセイゴさんしか知らない。

 

何度熱いHIPHOPを感じたことか。

 

3時間が経った。

 

や、やってくれるじゃねぇか。

 

最後の最後に試練かよ。

 

ただ僕は何となく嬉しかった。

 

最後のヒッチハイクで簡単にいったら面白くない。

 

苦労して何時間も待って捕まえた方が達成感がある。

 

ただ3時間という数字は日記上に書くのは簡単だが実際に待つのは結構シンドイ。

 

案の定、僕らは諦めて荷物をまとめて近くのバーガーキングに行く事にした。

 

バックパックを背負って歩き出そうとしたが何か簡単に諦める事に抵抗があった僕は最後に駄目元で全力スマイルと全力テンションでヒッチハイクをした。

 

これで駄目なら仕方ない。

 

重い荷物を背負ったままヒッチを続けた。

 

これで最後だ。

 

すると1台の車がスッと僕らの前に停まった。

 

行き先はもちろんサンフランシスコだ。

 

おし!

 

よっしゃぁぁぁぁぁ‼︎

 

諦めないでよかった。

 

最後の最後に諦めなかった僕らをヒッチの神様はちゃんと見ていてくれたのかもしれない。

 

これも何かの縁の組み合わせだ。

 

そんな僕らを拾ってくれたのはカイリとショーンだ。

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最後の最後にとんだ可愛い子の登場。

 

サンフランシスコに友達と合流しに行くらしい。

 

僕らはこれまでに旅の事を彼らに話した。

 

そしてこれが最後の横断ヒッチハイクである事も。

 

僕は彼らに話している最中に今までの旅の出来事が頭の中によぎった。

 

ニューヨークから始まった旅。

 

出だしは全く捕まらず初めてのヒッチが警察で、その後もなかなか捕まらなかったけどポーさんという素敵な方に出会って全く別の方向なのにご縁で遠くまで運んでもらったり、

 

Pittsburghではモハメッドさんの家でお世話になり、

 

この街を抜ける際にマイクさんに隠れウイスキーの名店に連れてってもらったり、トリシャさんと出会い家にご招待してもらいランチを頂いたり、

 

オハイオ州に入るや警察に何度も注意と連行され、非常にヒッチハイクが難しいなかでも僕らを拾ってくれた人もいた。

 

ケンタッキー州に入るとガラッと人の雰囲気も変わり沢山の良い人に恵まれヒッチも順調にいった。

 

ミズーリインディアナもそうだった。


カンザスでは度がすぎる親切な変なオッチャンにも会ったし、自分でチ○コをシコりながら僕らを拾おうとした変な奴にもあった。

 

カウチで泊めてくれダニエルも凄く良い奴だったしヒッチで乗せてくれた人もみんな良かった。

 

コロラドではとにかく大自然に感銘を受けた。

 

それに街の感じと人の感じも良かった。

 

ホームレスほ多かったけどね笑

 

カウチで出逢ったエーオーやシェリーとも仲良くなれて良い出会いだった。

 

エンバーさんという過去最高クラスに素晴らしい女性にも会った

 

キックボードで国立公園の入り口まで行ったのは良い思い出かな笑

 

ユタ州でも車内から見る景色に感動したし人との出会いにも大変恵まれた。

 

ネバダ州では本当に優しい黒人の兄ちゃんにも出逢ったし、

 

カルフォルニア州に入ってからも沢山の良い思い出が出来た。

 

当然日記に書こうとしたら1万文字に収まらないし自分が感じたあの日々はとりあえず

 

自分の中にしまっておきたい。

 

29日間という短い日数ではあったけど無事にアメリカを横断する事が出来た。

 

拾ってくれたドライバーは54人。

 

そしてこの旅中に出逢った人達はもっと多くの数だ。

 

彼らが僕らを拾ってくれなかったら当然アメリカを横断する事は出来なかった。

 

僕らは何にもしてない。

 

全て人のご好意とご縁で旅をする事が出来た。

 

この旅中は毎日が本当に刺激的で濃かった。


死ぬまで忘れられない経験ってやつだ

 

沢山の人に出会い語り価値観や人生観を共有した。

 

本当に素晴らしい事に気付く事が出来たし学べた。

 

僕はもう何も言うことはない。

 

いつもの悪い癖でダラダラと私情を長い事書いてしまいそうだけど、

 

ここは我慢しといて。

 

一言だけ。

 

本当に幸せでした。

 

僕の人生に関わってくれてありがとうございました。

 

そうして僕らは車に揺られる事45分でゴールのサンフランシスコまで到着した。

 

彼らには全くどこか分からない場所に降ろされ別れた。

 

ありがとうございます。

 

さて、遂に到着したぞ!

 

サンフランシスコだぁぁぁぁぁ、

 

って待てよ。

 

全然サンフランシスコ感ないんですけど。。

 

僕らはよく分からない場所に降ろされたからサンフランシスコ感が全然ない。

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それに僕らは携帯が使えない。

 

さて、どうしよう。


確かにサンフランシスコがゴールではあるけど、なんかここじゃパッとしない。

 

とゆう事で僕らは最後キックボードでサンフランシスコのダウンタウンまで目指す事にした。

 

これが最後の仕事じゃい

 

その前に一応早めの横断達成記念でそこら辺にあるテイクアウェイで飯を食べた。

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チーズバーガー。

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うますぎる。

 

間違いなく今まで食べた中で1番だ。

 

腹を満たした後は店員さんにフランシスコの方角だけ教えてもらってキックボードをガムシャラに漕いだ。

 

距離的には10キロ以上あるけど、ここまで来たら何キロでもキックボードで行ってやるよ。

 

30分くらい進んでいくとカラフルなお家が建て並ぶ住宅街についた。

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写真だと伝わりにくいけど実際はかなり俗に言うインスタ映えする様な家だったんだけど、僕にとってはなんか無理やり感が出て何とも思わなかった


ヤシの木とか無理に生やさなくていいよね。

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そうしてそのまま気合と根性でキックボードを漕ぐ事1時間半。

 

ついに僕らはゴールであるサンフランシスコのダウンタウンに到着した

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これで本当にアメリカ横断達成だ。

 

ニューヨークの大都会から西海岸のサンフランシスコ。

 

実感ねぇぇぇぇ。。。

 

そして久しぶりの大都会。

 

ふ〜ん。。。

 

むむ。。。。

 

ぬぬぬ。。。。

 

つまらねぇぇぇ。。。

 

ゴールに着いたはいいもの結局僕らは都会が嫌いだった。

 

そう、全くやる事がないのだ。

 

せっかくサンフランシスコに来たし少しは見てみようと思ってブラついたけど結局やる事がなくてこの街を後にする事にした。

 

確かサンフランシスコって日本の旅行雑誌とかテレビでも紹介されるほどだけど僕らには魅力に感じる場所がなかった。

 

シティの遊び方を知っていれば楽しいかもだけどあいにくそんな能力は持ち合わせてない

 

んで、電車を使い隣町のオークランドまで向かった。

 

この街にもオークランド国際空港といってまぁまぁなサイズの空港がある。

 

今日は達成記念日だし超絶快適な空港泊をする事にした。

 

よく考えると最後にセイゴさんと一緒にキャンプしたのはレイクタホだ。

 

2人で何日もキャンプをしてきた仲だった。

 

時には野球場やバーガーキングの前。

 

ガソスタの裏や橋の下や線路横。

 

ありとあらゆる場所で共にキャンプをしてきた。

 

だから最後にセイゴさんとキャンプをしたいという欲はあった。

 

ここまできたんだから最後はキャンプにどうしてもこだわりたかった。

 

何故なら明日と明後日は既にカウチで宿が確保されている。

 

つまり今日を逃すともうアメリカでキャンプをする機会はない。

 

僕はなんとかセイゴさんにキャンプをするよう言い聞かせたけど、もうセイゴさんは完全にスイッチオフだ。

 

そしてオークランドの治安は悪かった。

 

サンフランシスコも街中は黒人の逝ってるチンピラやホームレスがうろちょろしてた。

 

流石にこの中で寝るのも僕も気がひけるからキャンプは辞めてマクドナルドで食事を済まし空港へと向かった。

 

オークランド国際空港は思った以上に小さかった。

 

ただちゃんと居心地のいい椅子にコンセントもある。

 

僕らはそこに座り込み充電をしながら時間を潰した。

 

空港内には数人リアルホームレスの人達がいた。

 

ニューヨークの空港もそうだったけど、ほんとホームレスが多いい。

 

アメリカの玄関口にこんなに’ホームレスがいていいのかなって思うけど、仕方ないのかな?

 

それでも他国からバカンスでアメリカに来て一番最初に見るのがホームレスでそんな人達が空港内でウロチョロしてたら流石にきついだろうなとは思うけど、、

 

そうして深夜の1時過ぎまで時間を潰し座ったまま眠りについた。

 

続く。

ソーセージはドイツ式

放浪旅55日目(5月3日)

 

朝の8時半に目覚めた。

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何も気にせずにゆっくり寝られるっていいと思う。

 

荷物をサッと片付けてバス停へと向かった。

 

実は昨日買ったチケットが1日券で24時間有効だった。

 

とゆう事はまだ使えるぞ!!

 

それにここからturkeyまでバスが出ている事が判明した。

 

もちろん乗るに決まってるじゃないか

 

僕らはバスが来るまで時間をつぶした。

 

まず朝ご飯がわりに昨日の余ってるラーメンを平らげた。

 

日本にいた時だったら朝から安い袋麺のラーメンなんて食べたくなかったけど、今食べるラーメンはイギリスの朝ごはんより美味しく感じた。

 

バス停に充電器があったから有り難く電気泥棒させて頂きギターを弾きながら時間を潰した。

 

1時間待つ事turkey行きのバスがやってきてそれに乗り込み、この街を離れた。

 

まっすぐturkeyに行かずスキー場に寄り道したりしてたから計45分くらいでturkeyに着いた

 

この街にはマクドナルドやセブンイレブンがあったから僕らにとっては大きな街だ。

 

ただ実際そんなに人は住んでない様子だった。

 

とりあえずマクドナルドに向かいWi-Fiを確保しに向かった。

 

僕はアラスカやカナダのアウトドア会社に何件かメールを送っていたから、それらをチェックしたりしながら体に悪いハンバーガーを頬張った。

 

うん、やっぱり体に悪い味だ。

 

ハンバーガーを食べてると知らないオッチャンが近づいてきて僕らに話しかけてきた。

 

僕らは旅の事やそれぞれの事を話した。

 

って言っても僕はメールチェックでセイゴさんが殆ど話してたんだけどね、

 

話を進めていくとどうやら彼はレイクタホに住んでいて湖の目の前に家があるらしい、

 

そして僕らにもし良かったら2日間泊まるか?とオファーを出してくれた。

 

それに彼の妻が2日後にサンフランシスコまで行くとの事だからかなり美味しい話だった。

 

もちろんレイクタホに行ってなかったら即答でYESだけど。

 

僕らは2日間滞在しているし満足している。

 

それに最後にヒッチハイクでサンフランシスコまで行きたい。

 

僕らは丁寧に彼の誘いを断った。

 

そして1時間ほどゆっくりしてから僕らはヒッチハイクをしに向かった。

 

ただ今持ち合わせてるダンボールがなかったからセブンイレブンに調達しに行った。


ついでにモンスターも購入。

 

中毒なってきてる。。。

 

セブンにダンボールはなく隣の自転車屋さんに沢山のダンボールがあったからお願いして手に入れて僕らは高速の入り口へと向かった。

 

今日の目的地も決めてない。

 

ただセイゴさんは5月7日にサンフランシスコからロサンゼルス行きのバスを取っている為に、6日の夜までにはゴール地のサンフランシスコに着かなければならない。


まぁとりあえず間に合う程度に適当に旅を進めることにした。

 

ヒッチハイクをやる事30分で1台の車が停まった。

 

初めまして!と日本語で話しかけてくれて拾ってくれたのはスティーブさんだ。

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スキー帰りに僕らを拾ってくれた。

 

彼は以前に何度も日本に仕事関係で行った事があるらしい。

 

一時期は東京のどこか忘れちゃったけど、どこかで住んでいたこともあった。

 

でも日本語は全く話せない。

 

そんな彼は1週間のスキートリップに行っていたらしい。

 

当然スキーヤーの僕と話しが合う。

 

スキーについて色々と話した。

 

彼は以前にカナダや日本やニュージーにもスキーをしに行った事があるが、日本の雪質について聞くと、

 

間違いなく日本の雪質は世界一だ

 

と絶賛していた。

 

僕自身オーストラリア以外滑った事がないから比較は出来ないけど、海外で出来たスキー知り合いやイントラの資格を取った時の仲間の全員が日本の雪質は最高だと言っていた。

 

ただ日本には海外みたいなダイナミックな地形はないから僕は海外のスキー場が大好きだ。

 

そんな彼は今とっくにリタイアしていて身体も昔ほど動かなくなってきたから頻繁にスキーもトライアスロンも出来なくなってきたが今を楽しんでいる言っていた。

 

実は彼も元々サラリーマンでかなり優秀な人材だった。

 

もちろん自分ではそんな事を言ってないけど彼の話や、後に彼の家を見た時に確信した。

 

彼が若い時は仕事に追われて遊ぶ時間がなかったという。

 

ごく一般のサラリーマンと同じだ。

 

例え給料がよくお金があっても時間がない。

 

そして彼はそれに疑問を持ち始めた

 

一生こんな生活でいいのか?

 

そこで彼は後悔したくないと思い一生懸命働き、生活するのに困らない貯蓄をし早期リタイアをしたそうだ。

 

そして今は自分のやりたい事や妻との時間を楽しんでいるという。

 

もちろん仕事を辞めるにあたって色んな人から止められて、何を考えているんだと言われたらしいが、彼は後悔していなく今の人生を楽しんでいる。

 

何も1つだけが人生の正解ではない

 

色んな道がある。

 

幸せなんて人それぞれだし、自分にあった道を探し見つけそれを選べばいい。

 

ヒッチハイクをしていると実に色んな人の物語を知る事が出来る。

 

このアメリカ横断の旅でも沢山の人の物語や価値観なんかを聞いて知る事が出来た。

人によって考えは違う。

 

無理に合わせなくていいし自分を大事にするべきだと僕は強く思う。

 

どうしても日本だと世間体を気にする傾向がある。

 

未だに学歴社会が強く残ってるし、数字で人の価値付けをしてる部分が強くある。

 

だからどうしても1度ドロップアウトすると復帰しづらくなるし、社会から少しでも外れていると冷たい目で見られる。

 

人と違う事をしていると何故か反対される傾向にある。

 

自分自身をさらけ出して生きるのが難しい国でもあると思う。

 

何をしようと人の勝手だし、

 

その人の人生なのに口を出し否定しようとする人が多くいる。

 

本当に悲しいよね。

 

そういった人達は本当に心が乏しい人達だよ。

 

僕自身は誰かに否定された事はないってか気付いてないだけで誰かにそう思われてるかもしれないけど、

 

そんな事どうだっていい。

 

僕は大学も卒業してないし貯蓄が何百万とある訳じゃない。

 

かと言って何か特別な資格や技術がある訳でもない

 

日本が嫌だから海外にふらっと行って中途半端な英語を話して、海外かぶれみたいに思われてるかもしれないが、

 

どうぞご勝手にして下さい。

 

僕は他人の目なんて一度も気にした事がない。

 

僕は僕なりに自分の人生を楽しんでいるし満足している。

 

逆にこんな僕の事を否定する為の時間を割いて下さりありがとうございますって言ってあげたい。

 

例え話をあげてみたけど、これは殆どの人に言える事。

 

もしこの日記を読んでいるあなたが何かをするにあたって人の目を気にして一歩を踏み出せてなかったら、

 

こんなキモロン毛な何1つ気にする事なく生きてるぜ!

 

った事だけを伝えたい。

 

自分のやりたい用に生きるのが1番。

 

って言っときながらも実は旅のYouTubeをやってみようと思ったんですけど、顏出しをするのが恥ずかしいのと世間に自分の顔を晒すのが気になるので、なかなか一歩が踏み出せていないです。笑

 

僕、二枚舌ですね。笑

 

言ってることがめちゃくちゃだ!!

 

大丈夫。

 

そんな僕でもこうやって日記を毎日書いていて1日100〜200人くらいの人が見てくれている。

 

どう思われてるか知らないですが。。

 

まぁ長くなったけど結論は自分らしく生きようって事です。

 

こんな感じでOk?

 

話は戻り、

 

しばらく走っていると彼がお昼休憩を取りたいとの事で適当な駐車場で停まる。

 

彼は手作りのサンドイッチとビールを飲み出した。

 

一応アメリカは飲酒運転禁止なんだけど、結構緩いんだなぁって思った。

 

日本だと絶対に飲酒運転はダメだけど他の国では結構曖昧だ。

 

僕らもビールを貰ったんだけど、それがIPAだったからセイゴさんにコッソリとあげた。

 

休憩してる最中に彼から突然質問が来た

 

彼:今日はどうする予定なんだ?

 

どこに泊まるんだ?

 

僕ら:う〜ん特に予定はないです。とりあえず西に進みます。泊まるところはないのでキャンプします。

 

彼:じゃあ、ウチに泊まっていくか?

 

今日は友達も1人来るからパーティーだ!

 

そう彼からオファーがあり急遽泊めさせて頂くことになった。

 

マジかよ。。

 

めっちゃ最高じゃん。

 

彼いわく以前に彼の娘が日本に交換留学で岡山に行った時にホームステイをして日本の家庭にお世話になったから、その恩返しをしたく僕らを泊めさせくれることになった。

 

本当にアメリカに来てから沢山の恩に恵まれている。

 

そして恩を人に返してく姿を何度も見て来た。

 

僕も受けたこの恩を絶対に返したいと心の奥底からおもった。

 

彼の住む家はサンフランシスコから1時間ちょっとのSan joeという場所だ。

 

正確に言うとあの有名なグーグルやアップルのあるシリコンバリーだ。

 

僕らが当初目指してたサクラメントという街からは3時間ほど離れてる。

 

それにほぼ西海岸みたいなもんだ。

 

僕らの旅のゴールの一歩手前みたいなもんだ。

 

まさかこんな早く着くとは思ってなかったけど、せっかくのオファーだし良い経験になるから泊めさせて頂く事にした。

 

途中で何度かトイレ休憩を含めて止まりながらシリコンバリーへと向かった。

 

途中で泊まった日本人オーナーが経営してるカフェ兼食材屋さん。

 

シリコンバリーに近づいてくると景色が変わり建物群になって来た。

 

メインのキャンパスはここじゃないけどとアップルね!

 

ここはGoogleね!

 

と彼から次々に説明されていくけど実感がない。

 

てかそもそも僕はシリコンバリーが何なのかよく分かってない。

 

アホ丸出しだ。

 

学校で習ったのは覚えてるけど詳しくは忘れてしまった。

 

とりあえず有名な会社の建物が密集している場所なんだなっていう事だけ頭に入れておこうと思った。

 

シリコンバリーを抜け彼の住む街に着いた。

 

非常にゆったりしてて落ち着いている。

 

いかにもシリコンバリーで働いている人達が住んでそうな感じがする。

 

そして彼の家に着いた。

 

家の外観そして内観を見た時に僕とセイゴさんは悟った。

 

あ、彼は成功者だ。

 

広々とした家に大きな裏庭。

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車は2台もあった。

 

流石に人の家だから何枚も公開できないけど、せめて数枚だけ

 

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キッチンです。

 

彼の妻のジェーンとも会い挨拶をした。

 

彼女は台湾人で彼女が4歳の時にアメリカに来たそうだ。


だから彼女はほぼネイティブの様なもんだし両親とも英語を使って話すらしい。

 

非常にフレンドリーで明るい人だった。

 

彼らには1人の娘がいて今大学に通っていて家を空けているそうだ。

 

通ってる大学は東京大学と同じレベルだと彼は言っていた。

 

そしてもちろん彼と嫁もそこの大学卒だ。

 

そして家には娘さんの写真が沢山飾られていた。

 

娘さんはかなり可愛い。。

 

一人娘として相当大事に育てられたんだろうなぁと思った。

 

そんな彼らから今夜泊まる部屋に案内されると、そこは娘の部屋だった。

 

1人はベットで寝て、もう1人はエアマットレスがあるからそこで寝てたの事だ。

 

え、、、マジっすか?

 

僕は少し戸惑った。

 

そりゃあ20歳の女子大生の部屋にホームレス日本人2人が入り込んで一晩泊まろうとしてんだもん。

 

普通だったらありえないでしょ?

 

もし僕の部屋に知らない男2人が泊まるって考えたら嫌だもん。

 

それにベットを使われるなんて。

 

逆に女の子からしたらたまったもんじゃない。

 

僕は彼らがどんな神経をしたんだろうかと疑ったほどだった、

 

やっぱりアメリカ人って感覚が狂ってるなぁって思った。


彼らの娘の部屋はあまりにも今時の女の子の部屋って感じがした。

 

机の上には元彼とのツーショットの写真があった。

 

勝手に見たわけじゃないですよ。

 

流石にベットを使えなかったから今回もセイゴさんと仲良くエアマットレスをシェアして使う事にした。

 

荷物を置き、何やかんや4日ぶりのシャワーを浴びてリラックスした。

 

少し経ってからディナーに呼ばれ彼らと一緒に食事をした。

 

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ソーセージがうまい。

 

オーストラリアのは本当に不味かったから100倍美味しく感じる

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やっぱソーセージはドイツ式が1番だね。

 

彼らの友達も来ていたので計4人での楽しい食事となった。

 

食事中は色んな話をした。

 

彼の妻のジェーンは僕らに物凄く興味を持ってくれた。

 

僕らが何か1つ話すたびに必ずリアクションを取ってくれるかなり話しやすい相手だった。

 

僕が中でも興味深かったのは彼らの友達の話だった。

 

彼女はラオス出身で今は美容師として働いている。

 

僕の髪の毛を美しいと褒めてくれた。

 

そんな事はさておいといて、

 

彼女はラオスの事について話してくれた。

 

僕はラオスに行った事はないし、どんな国かは分からない。

 

ただ自然豊かでノンビリしている東南アジアでも独自の雰囲気と文化を持った国だと思う。

 

ただ彼女が言うには美しい自然も人々もドンドンと変わっていってるという。

 

日本もそうだが10年前までは誰1人スマホなんて持ち歩いていなかったのに、ラオスでも今はみんなスマホを持ち歩いてずっと眺めてたり、

 

中国からの電車の開通のせいで沢山の木が伐採されて自然破壊に繋がっている。

 

更にダムの建設ラッシュにによって被害は拡大している

 

そして中国からどんどん人が流れる様になってきたと。

 

かつて森林の国と言われたラオスは多くの森を失いつつあるらしい。


非常に悲しい出来事だ。


ただ今の僕に出来ることは何もない。

 

全く無知であるからだ

 

だからこの旅が終えたら僕は世界の状態を知るために勉強したい

 

そして地球をより良くしていきたいと思う。

 

既に手遅れであるけど出来ることはあるはずだ。

 

そしてその後も楽しいお話は終わり良い時間を彼らと過ごす事が出来た。

 

美味しいご飯もいただけだしね

 

その後は部屋に戻りゆっくりと時を過ごした。

 

それにしても大学生の女の子部屋で寝るなんて想像すらしてなかった。

 

ほんと旅って何が起きるかわからない。

だからこそ楽しいんだよね。

 

結局その後は深夜3時までNetflixワンパンマンを一気に全話見て眠りについた

 

あー、オタク活動最高

 

続く。

 

クラブミュージックは嫌い

放浪旅54日目(5月4日)

 

朝の9時に目が覚めた。

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何のストレスもなく人の目を気にせずに熟睡する事が出来た。

 

昨日夜飯を食べた場所から徒歩2分という最高のロケーションだ。

 

起き荷物を片付けた後はバス停に向かった。

 

歯磨きや顔を洗いトイレをそこで済まして朝ごはんに昨日の残りのポタトサラダとパンを食べながらバスの時間まで暇を潰した。

 

1時間後くらいにバスは来た。

 

僕らはそれに乗り込み30キロくらい離れた隣町まで向かった。

 

このバスはレイクタホを1周出来るようになってるがオフシーブンの今はほんの少ししか動いてない為に隣町までしか行く事が出来なかった。

 

1時間の間バスに揺られながら外の景色を眺めた。

 

僕はこの時間が大好きだ。

 

特にやる事はないけどぼ〜と座ってる感じが好きだ。

 

山手線3周くらいなら余裕で出来る自信がある

 

ひたすら外を眺めてると街が現れはじめ隣町に着いた。

 

街って言ってもほんと何もない場所でそこはスルーして湖のビーチまだ向かった。

 

ビーチには季節外れのビキニを着た可愛いお姉ちゃんがいたから、とりあえず目の保養にその姉ちゃんを目視し、日頃の疲れを癒し腰を下ろした。

 

ここから見える景色はそこそこ綺麗だった。

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水は当然アホ冷たく10秒浸かってるのが限界だ。

 

特にやることもないんで暖かくポカポカしてたから僕は少し横になり寝ることした。

すると15分くらい経った時だろうか、

 

若者4人集団がガンガンにスピーカーから外国あるあるのクラブミュージックみたいのを流しビーチにやってきた。

 

こういう品の無いやつらが来るとせっかくの静かで素敵な場所を一気に台無しになる。

 

よくいる典型的なパターンだ。

 

自分らがかけている音楽が周りの人にどれだけ迷惑と不快感を与えているが分からないタイプの人間だ


頼むからやめてくれ。

 

イヤフォンで聞け

 

結局音楽は鳴り止むことなく、僕らは元いた街に帰ることにした。

 

行きと同じようにバスを乗り1時間

 

最初にいた街へと戻った。


戻ると時刻は午後1時前だった

 

とりあえず僕らは飯を作ることにした

 

スーパーに行きアジア食材のコーナーを見ていると、味噌ラーメンを見つけたから速攻で買うことにした。

 

ついでにモヤシやコーンやライスなど必要なモノを購入し公園に戻った

 

調理する場所は昨日と同じ所だ。

 

僕らはウキウキしながら味噌ラーメンを作った。

 

昨日もそうだったけど、ただ公園でラーメンを作ってるだけなんだけどすっごく楽しい。

 

安物のラーメンだけど特別な気がする

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いざ実食。

 

インスタントライス4袋

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う、美味すぎる。

 

半端ないうまさ

 

エグすぎるよ。。。

 

なんでだろう。

 

なんで外で食べるラーメンってこんなに美味しいんだろう。

 

本当に美味しかった。

 

セイゴさんとニュージーランドでシーカヤックトリップをした時もそうだったが、本当に上手い。

 

とゆう事は外でラーメン二郎を食べたら破壊的な旨さになるのかな?

 

それとも安いインスタントだからかな?

 

まぁ美味けりゃなんだっていいや。

 

そうして僕らは死ぬほど食った。

 

食べ終わった後は少しギダーを弾いた。

 

ふと、セイゴさんの方を見ると彼はいつの間にか寝ていた

 

太陽の日差しがポカポカしていてお腹いっぱいだから僕も必然と眠くなる

 

気がつくとギターの弦を押さえながらウトウト寝ていた。

 

本格的に眠くなった僕はマットを広げて堂々と寝た。

 

そしてそのまま3時間半ほど深い眠りについた。

 

時刻は6時を過ぎていた。

 

僕は再びギダーを取り出し歌った。

 

するとセイゴさんも起き上がりセッションをする事にした。

 

近くにあったBBQ用の場所に燃えそうな木を集めて燃やし、プチキャンプファイヤーをした。

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計約2時間くらいだろうか?

 

セイゴさんとセッションをしながら火を囲み語った。

 

実にいい時間だ。

 

そして9時前には真っ暗になるので今日も再び昨日と同じ場所で眠りについた。

 

夜ご飯はお昼に食べたラーメンでお腹いっぱいだったから食べなかった。

 

お休み。

 

 

ブログ休んでました。大変申し訳ないです。。

 

こんにちは。

 

お久しぶりです。

 

覚えてますか?

 

忘れてても大丈夫です。

 

Pepeです。

 

あれ、ブログの書き方忘れちゃった。

 

いつもどうやって書いてたんだろう。

 

まぁ、そんな事は置いといて一言

 

ブログさぼってました!!

 

実に3ヶ月ぶりとなる投稿です。

 

いやぁー本当に何をしてたんだか。

 

少なからず僕のブログを見てくれていた方達に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

実はとっくの昔に旅を終え日本に帰国していました。

 

ただ色々あって中々ブログ書く気持ちになれなかったので一旦辞めてました。

 

はい、ただの言い訳です。

 

多分、皆さんの記憶の中だと僕はアメリカを横断してたと思います。

 

はい、ちゃんと続きを描いて載せますで興味ある人はもう一度だけ読んでみてくさい。

 

これからブログもちゃんと書いていこという熱が再び現れたので、

 

よろしくお願いします。

 

 

 

 

コリアンBBQ

放浪旅58日目(5月6日)

 

朝の7時過ぎに起きた気がする。

 

彼が仕事に行くタイミングで起きた。

 

簡単に挨拶をし今日どうするかを聞かれ予定通りもう一泊させてもらう事にした。

 

いや、マジでありがたいです。

 

って言っても正直やる事はそんなにない。

 

観光という観光は興味ないし、行きたい所も特別ない。

 

でも、食べたいものならある。

 

そう!

 

それは焼肉なのだよ!!

 

肉ダァァァァァァァ

 

残念なことにオークランドには日本の焼肉屋はなかったけど韓国スタイルの焼き肉食べ放題があったから即決で行くことに決めた。

 

昼まではゴロゴロと時間を潰して、いざ焼肉の戦場へと向かった。

 

キックボードにまたがり街を爆走。

 

セイゴさんとは明日でお別れだ。

 

きっとこれが最後の2人での爆走。

 

気持ちを抑え込み焼肉へと向かった。

 

今まで一度も韓国式の焼肉屋には行ったことがなかったからとても新鮮味があった。

 

そして店内に入り可愛いお姉さんが出迎えてくれてテンションがあがった。

 

焼肉食べるにはバイブスとボルテージが必要。

 

バイブスは満タンでお姉さんのおかげでボルテージはマックスだ。

 

いざ実食。

 

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半端ねぇうまさだよ。

 

焼肉なんて何年ぶりだろう。

 

日本のとは少し違うんだと思うけど、この際どうでもいいんだ。

 

美味けりゃなんだっていいさ。

 

男2人で女子会みたいに観光料理屋で焼肉を頬張る。

 

こんな事もきっと人生最後かな。

 

セイゴさんと語りながら死ぬほど食べた。

 

大袈裟じゃなく本当に死ぬほど食べた。

 

店を出た後は食べ過ぎのせいか歩けなくなって、お店の近くで少し横になった。

 

目をつぶってお腹の調子が良くなるまで待った。

 

今まで散々キャンプやヒッチハイクをやってきたから人目は全く気にならない。

 

堂々と横になった。

 

すると何人か心配してくれたのか声をかけてくれた。

 

ありがたい。

 

けどただの腹痛なんで大丈夫です。

 

そうしてお腹が少し回復し僕らはホストの家に戻った。

 

戻ってからは特に何にもしてない。

 

グダグダしてたが気付いたら爆睡していた。

 

夜にホストの彼が帰ってきた。

 

セイゴさんはリビングルームに行って彼と話していたが僕は部屋でまだ閉じこもっていた。

 

お腹が痛いなぁ。

 

そしてしばらくしてから僕もリビングルームに出て彼と話した。

 

その後は部屋に戻り荷物の片付けを行い、

 

眠りについた。

 

最後の夜だ。

 

明日でセイゴさんとお別れだ。

 

 

レイクタホ

放浪旅53日目(5月3日)

 

現在地ネバダ州RENO

 

茂みの中からおはよう。

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なんか虚しくなった。

 

俺、こんな所で何やってたんだろう。。

 

昨日寝床に選んだのはスーパーの裏の敷地あった茂みの中。

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28歳何やってんすか。。。

 

なんかこうキャンプをしていると時に自分何やってんだろうと思うことがある。

 

同世代の周りが一生懸命に働いてる中、

 

僕はホームレスの真似事だ。

 

家なしシャワーなしの生活をしている。

 

だけどよく考えるとこんな生活も今だけだし正直楽しい。

 

これが僕のやりたかった事なんだよな。

 

何やってんだろうって思うくらいの生活をするくらいが丁度いいかもね。

 

僕らは荷物をコッソリと従業員に見つからないよう片ずけ昨日と同じくスーパーのマックに逃げ込んだ。

 

しばらくマックで時間を潰し10時ごろにヒッチハイクを始めた。

 

今日の目的地は特にない。

 

もうここまで来たらどこでもいい。

 

もう目の前がカルフォルニア州だ。

 

流れに身を任せよう。

 

僕らはとりあえずSacramentoという大きな街を目指した。

 

そこからなら西海岸の’サンフランシスコやヨセミテ国立公園にも行ける距離だ。

 

ヨセミテ国立公園はセイゴさんが唯一行きたかった場所らしい。

 

僕はどんな場所かは分からなかったけど、きっと名前的に凄そうだなって思ってた。

 

だが昨日の夜に調べてみるとキャンプをするのに予約が必要で有料だ。

 

歩けるコースも限定されている。

 

それに車がないと公園内を回るのは厳しいらしい。

 

何やそれ。

 

僕は自然を守るためにそういうルールを取るのは問題ないし納得するんだけど、それ以前にヨセミテは観光地だった。

 

だから色々と規制があるらしい。

 

よっぽど1週間のバックカントリーとかなら別の話だ。

 

2〜3日しか時間がない僕らにできる事は少ない。

 

キャンプ地は有料だし宿泊を伴う登山は許可証が必要だとのこと。

 

その申請期間はとっくに過ぎてるし僕らにできる事は無かった。

 

もちろんヒッチでヨセミテまで行って展望台から壮大なヨセミテ国立公園を眺めることも出来るが、僕はそれに興味はなかった

 

ただ場所に行ってみるだけならネットの写真で十分だ。

 

僕はそこに訪れて人がいない場所に行って実際に自分の身体で自然と向き合い体感したい。

 

なのでネットでヨセミテの写真をジロジロと眺めた。

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うわ〜、綺麗だなぁ。。。

 

すげぇ。。

 

でも何かこれで十分だな。

 

僕は写真だけ見てもう十分って感じになった。

 

セイゴさんもガッツリ登山やキャンプが出来ないのであれば行かなくてもいいとの事だった。

 

まぁ世界的に超有名な国立公園だから仕方ないよいね。

 

自然を守るためだ。

 

規制があった方がいいに決まってる。

 

僕らは諦め、その代わり道中やマップで適当に見つけた無名な国立公園や湖に行こうっていう話になった。

 

僕らは別に有名な場所やダイナミックな物をもとめてない。

 

静かで自然の近くで過ごせればどこでも良い。

 

そうして僕達はヒッチをやっていたが全然捕まらない。

 

すると一台のパトカーが近寄ってきて安全上の為に高速の入り口でヒッチをやらないでくれとの事だ。

 

ヒッチ自体が違法ではないから僕らは場所を変えることにした。

 

時刻は11時半だった。

 

ちょっと早いけどランチを取ることに。

 

普段なら絶対に入ることのないデニーズに入った。

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遥々ニューヨークからここまで来たんだ。

 

まだゴールではないけど僕らは贅沢することにした。

 

店内に入るとやる気はないんだけど明るい男性店員に導かれて席に着いた。

 

このアメリカ滞在中に自腹でレストランに訪れた回数はこれを含め3回だ

 

特別節約をしていた訳じゃないけどチップを払うのがめんどくさかったのと対して食べたいという食べ物がなかった。

 

とある前に知り合いがアメリカは食べ物がまずいと言っていたのが分かる気がした。

 

僕はまずいとは思わないけど、

 

正直単調な味だなーって思う。

 

どこに行ってもバーガー系しかない。

 

ほんと日本って食に恵まれてるなって思う

 

ダシ文化には頭があがらないよ。

 

って思ってても結局頼むのはジャンク系なんだよね

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これで1200円くらい?

 

高いよなぁ。。。

 

まぁ美味かったからよしとしよう。

 

腹を満たした後はすぐにヒッチポイントまで向かった。

 

ジリジリと太陽が熱い。

 

気合いを入れて座りながらヒッチをしたら30分くらいでつかまった。

 

拾ってくれたのはケイシーさんだ

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彼女も以前ヒッチを少しやったことがあるらしい。

 

今はお腹に赤ちゃんがいて出来ないけど、子供が大きくなったら一緒に旅をしたいそうだ。

 

ここから30キロ先まで送ってもらい彼女とは別れた。

 

ありがとうございました。

 

引き続きヒッチを始めた。

 

今度も30分くらいで停まってくれた

 

拾ってくれたのはジェイクだ。

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生粋のカルフォルニアボーイだ。

 

彼もスキーを愛する人間で話があった。

 

この辺りにも沢山のスキー場があるらしい。

 

僕はカルフォルニアって南国のイメージしかなかったんだけど実は場所によっては雪もアホ降るし大きなスキーリゾートもあるらしい。

 

へぇー、知らなかった。。。

 

後々調べてみたらカルフォルニア州全体の大きさは日本より大きかった。

 

そりゃ場所によって天候も変わるわな。

 

車を走らせていると彼から急にお知らせがあった。

 

あ、ごめん。

 

伝えるの忘れてたんだけど、

 

ここもうカルフォルニア州ね。

 

僕:あ、マジっすか?

 

僕;じゃあ、僕らのゴールですね♪

 

なんともあっけなくカルフォルニア州に入った。

 

僕らが目指し続けた西海岸の州だ。

 

ただまだ入ったばかりで何も西海岸の雰囲気は感じない。

 

それでもやっとここまで来れたことが嬉しく思えた。

 

遥々ニューヨークから何千キロかは分からないけど辿り着いたんだ。

 

なぜか走馬灯のように記憶がフラッシュバックした。

 

彼とは僕が大の自然好きで人っ気が少なくキャンプ出来そうな湖を探しているというと、

 

お、そうか。

 

じゃあ俺が住んでいる街に来いよ。

 

そこにはレイクタホっていう美しい湖があるからピッタリだ。

 

と彼が提案してくれたのでそこに行くことにした。

 

完全にノープランだったけど何だかんだなるようにはなるね。

 

本来の目的地Turkeyより40キロくらい離れた場所にその湖も玄関口の街はあった

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彼にここでキャンプできるか聞くと、

 

そこらへんの空き地だったら誰も気にしないし大丈夫だよ

 

と言っていたので今夜は堂々とキャンプができそうだ。

 

別れ際に彼からビールをもらい彼とはここで別れた。

 

ありがとうございました。

 

ビールめっちゃ美味かったです。

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湖に着いた僕達はまず適当に散策することにした。

 

街自体は落ち着いててシーズン外れか人はほとんどいなかった。

 

観光客は僕らだけなのかなぁって思うほどだ。

 

寝床探しのついでに辺りをキックボードで走った。

 

流石に街のすぐ近くの湖のほとりでキャンプは出来ないから僕らは街から離れることにした。

 

だがそこに僕らが求めるものはなかった。

 

どこまで行ってもプライベートの別荘地だらけだ。

 

湖の周囲は木が伐採され全てプライベートの家で囲まれてた。

 

僕らが想像してたのとは違った。

 

もっと自然がありのままで何にもなくどこでも入れる環境だと思っていたが、どうやらここはリゾート地だった。

 

確かに湖は美しいし雪山も綺麗だけど、なんか違った。

 

やっぱりどこも人間の手が入って観光地化されちゃってるのかなぁなんて思ったりもした。

 

もちろん全てではないけど簡単にそういった場所を見つける事が出来ない

 

そういう点ではニュージーランドほど自然に近い距離で旅ができる国は少ないと思う。

 

どこに行ったって美しい湖や海岸線があってキャンプができるし、

 

何でもできる国だ。

 

セイゴさんと初めてあった日も南島のとある小さな街だったけど、そこでも湖の目の前でキャンプが出来た。

 

なんの有名でもない湖だけどほんと綺麗だった

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夜はこんな感じ。

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朝テント開けると。

 

もちろんアメリカも壮大で素晴らしい自然を持つけど、僕はやっぱりニュージーランドが大好きだ。

 

世界トップクラスの自然に暖かい人々。

 

僕が思うに旅人の聖地は間違いなくニュージーランドだと思う。

 

なんか良く知らないけど、

 

旅、旅、旅って言ってる日本人バックパッカーの人達はタイの何とかロードを旅人の聖地とか言ってるけど、ただのゴチャゴチャした場所やん。

 

大量の日本人と欧米の人達がどんちゃん騒ぎ。

 

あーいう騒いだ感じが好きな人ならいいと思うけど僕はパス。

 

僕はそんな所に興味もないし行きたいとも全く思わない。

 

だからニュージーランドには本当の自然を愛し冒険心を持った旅人しか来ないと思う。

 

後はタスマニア島かな。

 

もし日本人が独りバックパック背負ってタスマニアに訪れて旅してる人がいたら一緒に酒でも飲みたいもんだ。

 

まぁそんなんで僕達はレイクサイドのテントを立てることを諦め街の方に戻った。

 

戻ってる途中にたまたまバス停を見つけた。

 

どうやらそこから湖の周りを周回してるバスが出てるそうだ。

 

今日は遅かったし明日乗ることにしてそのまま先に進んだ。

 

歩いて街に向かってるとも湖から水が流れて川があることに気付いた。

 

もしや、この川沿いを歩いていけばキャンプ出来る場所があるのか?

 

そんな感情を抱きながら歩くとそこにはキャンプできそうな場所にテーブルまであった。

 

最高のロケーション♪

 

僕らは今日のキャンプ地をここに決め荷物を置きスーパーへと買い出しに向かった。

 

適当に食材を買い簡単なキャンプ飯を作った。

 

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ソーセージや野菜をふんだんにぶち込んだ男のスープパスタ。

 

チキンストックを使ったことによりいい味が出てる。

 

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スモークサーモンとポテトサラダをパンの上に乗っけた見た目の通り、

 

ポテサラサーモンパンだ。

 

これが想像以上に美味しかった。

 

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パン作り過ぎた。。。。

 

いやーそれにしてもめっちゃ美味かった。

 

すごくシンプルで特別なものじゃないけど外で食べればなんでも美味いね。

 

ただ川の近くでキャンプ飯を作ってるだけだけど、

 

こういうのが一番楽しかったりする。

 

夜の8時前になると辺りが暗くなってきて僕らは片ずけ始めた。

 

近くにあったバス停のトイレで食器を洗い歯を磨き、

 

僕らはキャンプ出来る空き地へと移動した。

 

テントを立て終えたのは夜の9時過ぎだった。

 

こんな時間にテントを立てるのは初めてだ。

 

ただここは治安もいいしホームレスもいない。

 

僕らは早めの就寝ってことでテントの中に入り深い眠りについた。

 

続く。。。

 

 

やっぱキャンプって楽しいですよねー。僕1つ分かった事があるんですけど、多分僕って純粋にアウトドアが好きなんだなぁって。もちろんヒッチの旅で人に会うのも好きですけどやっぱPEPEはネイチャーボーイでした。この日はただ川のサイドで飯作ってそれを食べるっていうゴク普通の事ですけど、それがまぁ楽しい。一番楽しい。アメリカでやってるからじゃないですよ。東京の青梅川とかでやっても同じように感じます。ただ人がいない場所限定で。タスマニア島にいた時もアウトドアがたくさん出来たからアホ楽しかっただと思います。タスとニュージーの場合それが出来る環境が身近に沢山あっただけの話で、僕はどこでも楽しめるんだなぁって。なんて安上がりな男なんだ。。休暇で海外旅行とかよりも、どこでもいいんで誰もいない川や海や山やビーチに行って遊ぶほうがよっぽど楽しい。そんなこの日記を書いてる現在バンクーバー空港にて明日のフライト街です。ブログはまだ沢山ロスがありますが、ヒッチでアメリカ横断が終わり、カナダに入り、とりあえず僕のバックパック旅は終わりです。明日からは僕の一番好きなアウトドアをしに新たな冒険が始まります。本当はこの日までにロスした分の日記を書き終え更新したかったんですが、まぁ無理でした。。お許しください。これからネット環境がないエリアに’殆どいるのでブログの更新は難しくなります。まだしばらく3−4日くらいは時間があるのでその間にたまっている日記を書き上げます。可能な限り。。更新速度遅目の誰得もしない僕の自己満日記ですが、読んでくださっている方々、暖かく見守ってください。

 

PEPE

数字の奴隷

 

 

放浪旅52日目(5月2日)

 

現在地ユタ州Tooele

 

朝の7時半に目が覚めた。

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昨日はマックの反対側にあったガソスタの駐車場の裏の庭にテントを張らせてもらった。

 

朝起きると太陽に山々が照らされていて物凄く綺麗だった。

 

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朝起きて一発目にこんな物を見れるなんて贅沢な時間を過ごしてるなぁって思った。

 

テントを片ずけマックへと向かった。

 

いつもと同じ美味しくない1ドルのコーヒーを頼んで少し時間を潰しヒッチを始めた。

 

今日はとことんやるつもりだ。

 

昨日まさかの4時間待ちを味わったけど、

 

今日は何時間待とうがずっと西にいく。

 

ここから本格的にカルフォルニア州に入るまでは街が少なくなるし、人も少なくなる。

 

きっと1番の難所になるに違いない。

 

数カ所しか大きな街はないが、僕らはそれらの街以外は行くつもりがない。

 

当然少しでも刻んだほうが確立は高くなるけど、下手にアホ小さな街なんかに行ったらそれこそ終わりだ。

 

僕らの街の基準はマックやバーガーキングがあれば大きい街だ。

 

それ以外は小さい街。

 

とにかく幸せのMがある街ならどこでもいい。

 

とりあえずマックがありそうな街を目指しヒッチを始めた。

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昨日と同様に交通量は少ない。

 

やっぱりこんな街から西に行く人は少ないか。。

 

5分に1台通るくらいのペースだ。

 

まぁ焦っても仕方ない。

 

僕は路肩のフェンスに腰掛けギターを取り出し引き出した。

 

そして朝一発目のバレーコードに苦戦している最中に車は停まった。

 

え、まじで?

 

10分も経ってなかった。

 

まさに4時間の奇跡だ。

 

昨日踏ん張った僕達にヒッチハイクの神様はみてくれてたのかと思った。

 

拾ってくれたのはジェイクだ。

 

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彼の車は大きなハイエースで中で車の中で生活ができるようテレビもベットも冷蔵庫も置いてあった。

 

本当に申し訳ないんだけど見た目で判断しちゃって、乗る直前は車の中に大量のドラッグでもあるのかなぁ?なんて思っちゃったりしたけど実際はスーパー良い人でした。

 

すみません、、、

 

彼は仕事を辞めてこの車で生活しながら自由に暮らしているらしい。

 

僕らが彼に凄いですねと言うと、

 

何にも凄いことはないよ。

 

ただ俺は普通の人と違う事をやってるだけだ。

 

と二言で言い返された。

 

僕はこの時に自分の中に何かグサッと突き刺さったのを覚えてる。

 

僕も別に他人から評価を得たり羨ましがられたり凄いと言われるために旅をしている訳じゃないけど、100%そうなのかと言われたらそうでもない。

 

やっぱり心の奥底では、

 

ヒッチでアメリカ横断してんだぜ。

 

俺の生き方は他とは違う。

 

自由に生きてます。

 

みたいな感じで他人から認められたかったり、凄いと言われたいという感情があると思う。

 

それはほとんどの人がそうであって、逆にそうじゃない人は少ない。

 

特にこの現代を生きる若者で旅をしたり人は尚更だ。

 

SNSにド派手にアップして自分の旅の事を発信する。

 

そこには必ず他人からの評価を受けたいという気持ちがあるし、その為にSNSに発信しているようなもんだ。

 

本当にそんな事をどうでも良いって思っている人はわざわざSNSにUPしない。

 

だから彼の言葉は聞いた時に僕は非常に考え深いものがあった。

 

僕は本当に自分の為に旅をしているのだろうか?

 

それとも他者からの評価や認められたくて旅をしているのか?

 

それとも自分という人間を優位に見せたいのか?

 

純粋に好きで楽しいからやっているのか?

 

僕にはすぐに答えは出なかった。

 

もちろん自分では100%自分の為に旅をしている気でいるが、そうじゃないかも知れないし、そうかもしれない。

 

ただ僕は他人からの評価は抜きとして、他人に影響を与えたいってのは物凄くある。

 

僕自身もたくさんの人に影響された。

 

だから僕も誰かに影響を与えたい。

 

そして情報を与えたい。

 

だから僕はこの日記やインスタなんかを使って発信するんだと思う。

 

それはこの先も続けたい。

 

今はただの僕の旅日記だけど、いずれは環境問題や現在地球で起こっている事なんかをブログやインスタを使って発信したい。

 

人に伝えるための手段としてSNSは最も素晴らしいルーツだからね。

 

だからいっ時はSNSを辞めようと思ったけど、

 

自分が感じたことや経験というものをSNSを通して発信して行きたいと思った。

 

それに以前の僕はどこか数字を気にしているところがあった。

 

いや、殆どの日本人がそうだろう。

 

僕らは常に数字の中で生きてきた。

 

給料はいくらか?

 

貯金残高はいくらか?

 

通知表の1〜5段階の数字

 

高校、大学の偏差値

 

旅に関しては、

 

何カ国に訪れたとか、

 

何千キロ移動したとか

 

ブログだったら

 

アクセス数や読者数とか。

 

SNSだと

 

いいねの数や

 

フォロワーの数だったり

 

もうあげたらキリがないけど、

 

なんかほんと数字ばっか気にしてくだらないと思った。

 

僕の大好きなラッパーの狐火さんという方の歌にこんな歌詞があった

 

通知表に評価され育って

社会に出たら給料明細に評価され

自分の価値は銀行通帳の残高に反映されているような感覚

 

www.youtube.com

 

気になる人は聞いてみて。

 

この歌詞はすごく僕の中で印象に残った。

 

確かにその通りだなって思う。

 

日本の教育上僕らは常に競争させて数字の中で生きてきた。

 

ある意味数字の奴隷になってたのかもしれない。

 

いかにテストで高い点数を取るか。

 

偏差値の高い大学に入れば給料の高い良い会社に入れる。

 

そんな事ばっかり教え込まれ数字の事しか見えなくなっている。

 

だから自然と数字ばっか気にしてしまっているのかもしれない。

 

数字にとらわれて生きるなんて実にもったいない。


数字に依存するのではなく本質を見極めましょってこと。

本当に大事なのは中身なんだよな。中身。

 

本当にそうだよ。

 

もちろんその数字で自分の成長を測ったり記録したり何かと必要な時もあるけど、

 

その数字で人の価値が決まるわけではない

 

通知表や給料明細の数字なんか実にくだらない。

 

大事なのは自分自身。

 

本質を見極められない人ほど数字にこだわる。

 

その数字を高くする事でしか幸せを得られないから。

 

数字なんて、ただの数字だ。


そう、思っていればそこにとらわれ過ぎたりはしない

 

もっと楽に人生が生きれる。

 

僕は最近それに気づき始めてきた。

 

そのおかげか何だか生きるのが楽になった。

 

おっと話がそれたけど僕は彼の言葉を機にそんな事をずっと車の中で考えていた。

 

話は戻り、、、

 

本来、彼はネバダ州のとある街に向かう予定だったんだけど、急遽予定変更しそのままカルフォルニア州の手前のRENOまで行くことになり僕らを連れてってくれることになった。

 

ま、まじか。。

 

ってことは何キロだ?

 

僕はダウンロードしたMaps meを開いて距離を調べた。

 

8、800キロ?

 

一気にタイムワープ出来る気持ちになった。

 

時間にして7時間30分のドライブだ。

 

本当にありがたい。

 

そして僕らのロングドライブは始まった。

 

まず走っていると湖が見えてきた。

 

どうやらこれは塩湖らしい。

 

近くまで寄ってみることに。

 

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初めて塩湖を見たけど普通の湖だった。

 

試しに水を舐めてみたけど、

 

オェ、ショッペ

 

っていう当たり前のリアクションになった。

 

そして車を走らせ僕らは最初の目的地であったWendoverについた。

 

ここはソルトレイクシティからカルフォルニア州までを繋ぐ80のハイウェイ沿いにある街ではかなり大き方だったけど、みた感じは微妙だった。

 

ここでこの程度だったら先はもっと悲惨なんだろうと思った。

 

ここにはユタとネバダ州の境界線があり記念に写真を撮った。

 

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そして彼にタコス屋に連れてってもらいご馳走してもらった。

 

ありがとうございます。

 

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タコスを注文している時に突然雪が降り始めた。

 

うお、寒いなぁ。

 

ここでスタックしないで本当よかった。

 

そして僕らは街を出てさらに西へと向かった。

 

車を走らせていると景色は急に変わり辺り一面に雪が積もってる。

 

そして大雪だ。

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いや、ほんとにラッキーだった。

 

多分彼と出会ってなかったら絶対に地獄だった。

 

こんな大雪でヒッチなんて出来ないし、仮にマックがない街にスタックしたら終わりだよ。

 

途中で何回か休憩しつつ走り続けた。

 

そして数時間走り続けると天気も変わり晴れてきた。

 

車内から見た景色は間違いなくこのアメリカ旅で一番の絶景だ。

 

壮大なアメリカの土地に雪山が連なっている。

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本当に素晴らしかった。

 

アメリカには沢山の素晴らしい場所がある。

 

それらを体験できるのに一体どのくらいの時間が必要なんだろうな。

 

すると僕も彼もションベンをしたくなったから高速の道路サイドに車を止めて少し休憩することにした。

 

車から降りてみる光景は圧巻だった。

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たまたましょんべんで立ち寄った場所が忘れられない景色になるんだ。

 

旅って面白い。

 

そしてさらにドライブをして西に向かっていった。

 

すると彼が携帯で日本のアニメを流し出した。

 

彼もすごく好きな作品らしい。

 

そう、ワンパンマンだ。

 

少年系漫画オタクのくせに僕はワンパンマンを読んだことがなかった。

 

だからどんな内容かも知らなかった。

 

ただアニメを見ているとクソ面白い。

 

なんだこれ。。

 

アメリカ旅より面白いじゃないか。

 

思わず車の中で何度も爆笑した。

 

やっぱ日本のアニメって面白いな。

 

日本帰ったら1週間くらい引きこもってアニメと漫画が読みたい。

 

5話目までの途中まで見ることができた。

 

そして気がつくと約8時間のドライブを終えてRENOに到着していた。

 

彼には中心街近くのカジノまで送り届けてもらい別れた。

 

別れる時に持ち合わせてる現金で沢山ではないけど、彼に気持ちとして受け取って欲しいと渡したら断られた。

 

8時間も送ってもらいタコスまでご馳走になったのに彼はそれを受け取らなかった。

 

僕らはせめてガソリン代にでも当てて欲しかったし、受け取ってもらいたかった。

 

この時に僕はまた衝撃を受けた。

 

本当に彼はご好意で僕らを運んでくれたんだと。

 

実際に僕らがRENOまで行くって言ってなかったら彼はネバダで車を停めてたはずだ。

 

僕らが行くと言ったから急遽予定を変更してくれたんだと思う。

 

本当に肌の色なんて関係ない。

 

最初は黒人に対して苦手意識があった。

 

それは19歳の時にニュージーランドでピストルを腹に突き立てられ脅されお金を取られた経験があったからだ。

 

犯人は黒人ではないけどマオリだった。

 

だからどうしても事件以来に肌の黒い人を見るとつい見る目が変わってしまう。

 

何も話してないのにあの人は肌が黒いからと差別している部分が正直あった。

 

それにアメリカ旅してる最中も沢山の黒人のホームレスでイかれた連中もこの目で見てきた。

 

でも今日の彼と過ごした時間のおかげで僕の対する見方は変わった。

 

ヒッチハイクは決して普段生きていたら関わらない人と巡り会え色んな経験が出来る。

 

僕は本当にアメリカでヒッチをしてよかったと思った。

 

そして僕らは別れた。

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ありがとうございました。

 

そのあとはキックボードでスーパーへと向かいそこに併設されているマックでセイゴさんと語り寝床を探しに街へと消えた。

 

良い出会いだった。

 

4時間。

放浪旅51日目(4月29日)

 

現在地ユタ州ソルトレイクシティ

 

時刻は朝の8時。

 

彼らが仕事に行く時間と同じタイミングに家を出た。

 

二人にしっかりお礼を述べ別れた。

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ありがとうございました。

 

ここの家から高速の入り口まではほんの2~3キロだ。

 

途中で見つけたコンビニでモンスターを購入して場所へと向かった。

 

まずは市内から抜ける事を目標に空港とサインボードに書いて目指した。

 

空港からも西海岸に繋がる高速が出ているし、車も多そうだと思ったからだ。

 

交通量はアホ多いい。

 

多分今まで一番じゃないかな?

 

さすが市内から出る高速だ

 

アホ車通るし微妙に路肩が狭くて駐車するの難しそうだなぁ。

 

これは厳しい戦いになるぞって思ってたら10分くらいで停まった。

 

ま、まじか。。

 

僕は慌ててギターをしまい車の元へと向かった。

 

僕らを拾ってくれたのはケニーだ。

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エアポート周辺で働いているそうだ。

 

彼は生まれも育ちもレイクソルトシティだ。

 

僕は彼に向かって、

 

ここは他の場所と全然違いますね。

 

なんかこう美しいです。

 

と言うと彼は僕に向かって、

 

ここは美しいだろう?

 

もちろん他にもユタ州は美しい場所がいっぱいあるが、ここは別の惑星だ。

 

そう思うくらい素晴らしいよ

 

と自信に満ち溢れた顔で僕らに伝えた。

 

彼みたいに自信を持って自分の住んでる場所や育った場所を誇りに思えるのってなんか凄くいい。

 

僕もいつか自分が住む地域を本気で自信を持って誇れるようになりたいと思った。

 

エアポートには30分くらいで到着し彼とは別れた。

 

ありがとうございました。

 

少しだけガソスタで休憩しひき続きヒッチを始めた。

 

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いや〜、雪山っていいね♪

 

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行き先はユタとネバダ州の境界線近くにある街だ。

 

それでもここから150キロくらいは離れてる。

 

話によるとソルトレイクからカルフォルニア州のRENOという街までの約850キロの道のりはアメリカで一番何にもない道らしい。

 

つまり普通なら100キロ沖にある程度大きな街なんかにたどり着けるんだけど、ここはそうでなはなくて他とは違う。

 

大きな街はほんの数箇所でそれ以外は何にもないらしい。

 

だがその分ヒッチが成功する=ロングライドだ。

 

最低でも200キロは進めるなんて言っていた。

 

ただこの街からカルフォルニア州まで車で行く人なんて旅行者か自由人くらいしかいないはずだ。

 

わざわざ車で行く人は少ない。

 

それに観光客に人気のあるルートではないからね。

 

まぁ最後の難関ってことで気合を入れヒッチを始めた。

 

高速道路から抜け出すのが最優先だ。

 

まずここから長距離ライドを捕まえるのはまず不可能に近い。

 

よっぽど特殊なケースで空港からロードトリップを始めるという変わった奴しかいない。

 

それもソルトレイクシティからね。

 

まぁそんなミラクルも信じながら親指を立て続けた。

 

1時間が経った。

 

もうなんとも思わない。

 

1時間なんて5分くらいにしか感じないほど一瞬で過ぎる。

 

まだ余裕でニコニコする体力は残ってる。

 

2時間が経った。

 

うん、これもまだ全然いける。

 

この程度であれば鼻くそをほじりながら笑顔でヒッチが出来る。

 

伊達に2時間待ちを繰り返してきたわけじゃない。

 

2時間半が経った。

 

ちょっとキツイなぁ。

 

でもまだ笑顔は保てるぞ。

 

気合だ!気合だ!気合だ!

 

3時間が経った。

 

*&%$ あ、危ねぇ。。。

 

一瞬気が吹っ飛ぶとこだったぜ。

 

でも3時間も待ったんだ。

 

もう少し経てば絶対に誰かが止まってくれるはず。。

 

3時間半が経った。

 

@$%^$&(。。。

 

ガッツリ昇天した。

 

さすがに同じ場所に3時間半も居続けるってキツイよね。

 

もう自分何をやってるのか分からない。

 

ただ親指を掲げてるカカシだ。

 

4時間が経った。

 

@$%^&*:?:$@$!%^夜露死苦

 

よし、もう日本に帰ろう♪

 

荷物をまとめて空港の方へと向かった。

 

って、

 

エグすぎだろぉぉぉぉぉ

 

4時間だぞ?

 

もう一度言うよ。

 

4時間も半径3メートル以内に留まってたんだよ。

 

なんだよ。これ。

 

ただラッキーだった事に日頃から2時間待ちを連発しているから待つとゆう事に慣れてきているから案外そこまでダメージは少なかった。

 

それでもさすがに4時間はキツイよね。

 

ほんと日記には簡単にかけちゃうけど実際はそんな簡単なもんじゃない。

 

ただ過ぎてみると一瞬のように感じてしまう。

 

人間って面白いなぁ。

 

僕らはガソスタ近くにバーガーキングにあった。

 

適当にセットのメニューを頼んで身体を休めた。

 

僕らは二人でヒッチをやっているがヒッチをやっている時は基本そんなに話さない。

 

もちろん日にもよるけど、今日は4時間ヒッチをやってセイゴさんと話した時間は計15分もなかったろう。

 

特に後半2時間は、

 

誰も止まらないっすね〜。

 

やばいっすね〜

 

だけを30分おきに言ってただけだ。

 

ヒッチしてる最中も話しているとあっという間に時間を過ぎるんだけど、話していて車は止まった事がない。

 

セイゴさんと初めてあった後にニュージーランドでヒッチをやった時もそうだった。

 

僕らはお互いの話に夢中でヒッチどころじゃなかった。

 

だからヒッチやる時はあんまり話してやらない方が良いっていうのは僕のちょっとした経験談だ。

 

ただ停まってくれる人は結局何をしてても止まるんだけどね。

 

まぁ話をまとめると、

 

死ぬまでやれば1台くらいは必ず停まるって事だ。

 

って事で僕達は休息後再び先ほどと同じヒッチポイントへと向かった。

 

足取りは重い。

 

でもここでヒッチをやるしか道はない。

 

ここで死ぬまでやってやろうと思った。

 

交通量は先ほどと同様少ない。

 

ドライバーからの反応も少ない。

 

まぁやるしかないんだよな。

 

珍しく初っ端からフルパワーでヒッチを行なった。

 

10分で車が泊まった。

 

キ、キタァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

 

待った甲斐があった。

 

やっぱり絶対に停まってくれる人がいるんだね

 

拾ってくれたのはガイさんだ。

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もちろんここから遠くに行くはずもなく20キロくらいの近場だが喜んで送ってもらう事にした。

 

彼は昔バンドに入っててドラムも叩いてたりしたそうだ。

 

今は完全に趣味で一人で全ての楽器を弾き歌い、それをレコーディングしてるという。

 

す、すげぇ。

 

彼の携帯には彼のオリジナル曲がたくさんある。

 

その中の数曲を聴かせてもらった。

 

疲れた僕の体にはちょうど良い音楽だったのか急に眠くなった。

 

彼の自信作の娘とのコラボした曲を着てる時にほんの数秒寝落ちした。

 

自信作の曲をかけてるのに寝るなんて申し訳ないと思ってて慌てて起きたけど、その瞬間を鏡ごしで見られてて、

 

お前、だいじょうか?

 

眠いのか?

 

と心配されたくらいだ。

 

短い距離だったから目的地にあっという間についた。

 

ありがとうございました。

 

時刻は夕方だった。

 

時間的にはまだ全然問題ないが、

 

ここは小さな待ちだ。

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試しにヒッチをやったがこの時間に西方面に行く車はほぼ皆無だった。

 

てか、この街から西方面に行く人がいるのかなってくらいだ。

 

そうして僕達はマックへと逃げ込んだ。

 

この日もいつも通りセイゴさんとペチャクチャ話をした。

 

本当にこの時間がゆい意義だ。

 

一人旅ももちろん良いんだけど、

 

僕は断然に二人旅がいい。

 

一人で旅する事で見える部分も違うし出会いが増える。

 

だけど僕はどっちも経験済みだ。

 

実際に両方やってみて僕は二人旅が向いていることが分かった。

 

一人旅もいいけどね。

 

僕らはいつも通りマックで熱い話を何時間もして寝床へと向かっていった。