僕が見たかったのは。

究極の自由を求めるPEPEの大冒険

フードファイター

 

世界一周28日目(4月6日)

 

朝の9時に僕はフカフカのベットの上で目覚めた。

 

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台湾の旅で初めて寝返りをうって寝ることが出来た。あ〜なんて快適なんだろう。

 

毎日こんな生活だったらどれだけ楽なんだろうな〜っと思いつつ携帯を見ると一件のメッセージがインスタに届いていた。

 

それは中学の知り合いからだった。

卒業以来会っていないがSNSでは繋がっていた。

 

そんな友人から、

 

ブログ見て感動を受けた。

これからも発信頑張って欲しい。

楽しみにしているよっていうメッセージだった。

 

素直にすごく嬉しかった。

ほとんど僕の自己満で始めた誰の特にもならないような日記を実際に読んでくれていて

実際に何か感じ取ってくれる人がいる事に嬉しかったし、

 

少しでも何か伝えられるような日記にしようと思った。

 

そんな良い気分になりながら僕は朝食を食べに行った。

貧乏バックパッカーの僕からしたら朝食付きはありがたい

 

せっかくだからフルーツにシリアルにパンを

死ぬほど食べてやった。

 

僕が朝食を食べていた時には彼女は既にチェックアウトし街を離れてた。

 

シンペイ11時までにチェックアウト忘れないでね

良い時間を過ごせてよかった。

旅を楽しんでね。

また会いましょう

 

という連絡が僕の携帯に連絡が入ってた。

 

少し寂しい気持ちにもなったが僕も一言だけ

 

Arigatou see you again

 

そうして僕はチェックアウトした。

 

それにしても宿に泊まるということは本当に快適だ。

24時間の無料Wi-Fiやら作業をするのに適した環境がある。

 

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人目を気にして怖い思いをして寝なくていいし

朝早くから荷物担いで歩かなくてもいい。

 

僕は宿をHeavenと名付ける事にした。

ただそれと同時に何か違和感も感じる

 

それは全てが確保され快適すぎて退屈だ。

 

僕はこんな生活がしたいんじゃない。

あまりにも旅が簡単すぎてつまらない。

 

これじゃあ普通に暮らしているのと何ら

変わらないじゃないか。

 

僕にはやっぱり寝床を探すために1時間以上歩き回ったりしてクタクタになりながらも見つけた場所でビクビク怯えながら寝るほうがお似合いだ(笑)

 

快適な旅がしたいんじゃない。

ボロボロになりながらも泥臭く

俺なにやってんだろうなぁって

思えるような旅がしたい

 

そんな風に強く思った。

もちろん治安が悪い国や宿に泊まらなければならない時は宿に泊まるけどね。

 

でも基本的には冒険心を持って世界を歩きたい。

 

僕はお昼過ぎまで宿の共有スペースに滞在した。

 

さて、ここからどうしようか。

僕は台湾を明日には出る予定だ

 

だから可能であれば今日の夜までには台北に到着してたい。

 

ただ僕を花蓮まで送ってくれたメイさんが言うには、

ここから次の大きな街の宜蘭までは車で行く人は少ないとのこと。

 

なんせ道がグネグネ過ぎて高速バスも通ってないほどだ。

 

正直僕は台湾での旅はもう十分って感じがしてた。

だから特別ヒッチハイクにこだわらなくてもいいかなって思って僕は電車を使う事にした。

 

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電車で行くとここから1時間45分だ。

 

 

各駅停車のチケットを140元(約490円)で買った

この距離をこの金額で移動できるなんて安いもんだ

 

電車に乗り込むと目の前にはアメリカ人の男性とその横にはフランス人のバックパッカーの女の子が座って話しておいた。

 

僕はそっと彼の会話に耳を傾ける事にした。

 

どうやらアメリカ人の彼は日本に9年間住んでいたらしく、

フランス人の彼女に向かってひたすら日本の事を話してた。

 

次はどこにいくんだ?

日本に絶対に行った方がいいぞ。

彼らの文化や歴史はすごい。

それに食べ物も美味しいぞ

 

あと日本人の礼儀は本当に素晴らしい。

見習うべき所が沢山ある。

 

日本について熱く良い事ばかり話していた。

 

僕は日本が嫌で海外に飛び出したわけでもないし

特別海外に憧れてた訳でもない。

 

仮に誰かが海外に移住したいですか?

と僕に聞いてきたら間違いなくNOと答える。

 

僕は生粋の日本好きなのだ。

 

だから彼の話を聞いたときはすごく嬉しかったし

日本人である事に誇りを思えた。

これから色んな国の人に会ってその国の文化や歴史に触れる機会が多くなって

日本との違いなんかに気づくことが出来て、

 

より一層日本という国がよく見えるかもしれない。

 

僕はこの旅を通して世界のことはもちろん日本の事についてももっと知りたい。

 

そんな彼らの話を聞きつつ僕は日記を書いて時間を潰してた。

 

気が付いたら目的の街についてた。

 

 

ここは宜蘭という街で海も山も温泉もある台湾屈指の観光地らしい。

 

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ただ徒歩で行ける範囲の場所には何にもないし

僕は少しだけ街を歩いて台北行きの高速バスに乗る事にした。

 

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ここから1時間くらいで台北

チケットは105元(約380円)でかなり安い。

 

渋滞していたせいもあって1時間半かかって僕は台北についた。

 

5日ぶりの台北は僕にとって巨大な街に見えた。

気のせいか人の感じも台南や台東とは違う感じがする。

 

時刻は夕方の5時過ぎだ。

 

特にすることもなかったから街をブラブラと散策する事にした。

 

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僕が歩いていたのは台北市の中山という場所だった

ここには沢山の日本のお店が並んでいた。

 

一風堂や赤からに吉野家サイゼリア

ビックリするくらい日本のチェーン店で溢れているんだなって思った。

 

中でも僕の心を一番震わせたのはコイツだ。

 

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焼肉には人を元気にする魔法があるッ 牛角

 

 

死ぬほど食いてぇ〜。

 

僕が食べたい日本食ランキング堂々の2位にランクインする焼肉だ。

 

あ、1位はラーメン次郎の小豚ラーメン全マシね。

 

僕は牛角のスローガンを信じている。

なぜなら店の前で立って看板を見ているだけで

元気になれるんだからね。

 

間違いなく焼肉には魔法がある。

 

それに牛角なんて絶対に美味いに決まってる。

何度YouTubeで焼肉の食べ放題の動画を見たことか

 

もちろん僕がいたタスマニア焼肉屋なんてない。

ラーメンに豚カツがのってるレベルの日本食だらけだ。

 

それに僕はしばらくアジアには帰ってこない。

これから行く国はどこも物価が高く毎日自炊生活になるだろう。

 

最後に食って行こうかなって思ったが僕は食べなかった。

 

なぜなら今日は台湾最後の夜だ。

日本に帰ったらいつでも食べれる焼肉をこんなところで食べる必要もないかなって。

 

だから僕は今日の夜は死ぬほど台湾のB級グルメを食べる事にした。

すぐさま歩いて駅まで向かい夜市がある街へと向かった。

 

時刻は7時過ぎだ。

ベストな時間じゃないか

 

お腹も良い感じに空いてる。

僕のフードファイター魂に火がついた。

 

ここからは僕の食べたご飯を解説していこう。

 

まず食べたのがコイツだ。

 

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豚肉のミンチがのっているご飯

値段は30元(約105円)

 

あったかいご飯に豚のミンチが上手くマッチしていて美味い。

コスパも最高だ。

 

次はコイツだ。

 

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ワンタンヌードル。

値段は50元(約175円)

 

良い感じにワンタンから出る旨味とスープが麺とマッチしていて美味い。

少し醤油をかけるともっと良い。

ワンタンが少し脳みそに見えてしまうがそんな事は気にしない。

 

次はコイツだぁぁ

 

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水餃子で50元(約175円)

これはシンプルに水餃子で普通に美味い。

日本でも食べられる味だ。

 

 

さぁ、どんどん次に行こう。

 

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臭豆腐で50元(約175円)

僕の台湾初日にも食べた名前の通り臭い豆腐だ。

好き嫌い別れるけど僕にとっては最高だ。

 

まだまだ食べるぜぇ

 

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巨大フライドチキンで値段70元(約250円)

台湾といえばこのチキンが有名らしい。

僕は間違ってフードコートの有名じゃないお店で買っちゃったから本物ではないけど

顔より大きいチキンは一人で食べるにはキツかったです。

 

 

え、まだ食べるのこの人?

 

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鶏皮2本で50元(約175円)

日本の鶏皮と何も変わらないけど無難に美味い。

そろそろお腹爆発しそう。

 

そろそろ限界。最後の品はコイツだ

 

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胡椒餅で50元(約175円)

外はカリカリで中はモチモチの皮に胡椒をきかせた肉の餡がたくさん詰まってる。

これぞ旨味の極みだ。

 

計7品食べた僕の合計金額は350元(約1225円)だ。

 

これだけ食べてこの値段なら満足だ。

オーストラリアだったら余裕で30ドル超えるであろう

 

台湾最後の夜は100点だ。

 

ただちょっと食べ過ぎた感もある。

 

最後の餅なんかはちょっと美味しいという気持ちより

苦しいという気持ちが勝ってた。

 

なんでも腹八分目がちょうどいいね。

 

満腹になりながらも重いバックパックを持って

僕は最初の3日間お世話になった宿寝床に向かった。

 

寝床につくとそこにはオジちゃんの姿があった。

僕の事をみたオジちゃんは少しだけビックリした様子だったけど

 

すぐさま僕に向かって手を振ってきた。

 

彼は僕にとって台湾で出来た初めての知り合いだ。

最後に会うことができてよかった。

 

明日の夜には違う国だ

 

また新しい旅が始まる。

 

ありがとう台湾。

 

そうして僕はテントを建て眠りについた。