アームストロング砲
放浪旅36日目(4月14日)
暖かいんだから♪
確か数年前にクマムシっていう芸人の歌が流行ったと思うんだけど、その歌が夢の中で流れて僕は目が覚めた。
あの曲ってなんか耳に残るっていうか一度聞いたら忘れないメロディーな気がする。
きっと30年後もこんな歌があったなーなんて覚えてるに違いない。
時刻は朝の7時半だ。
どうやら一度も目を覚ますことなく快適に寝れたらしい。
珍しくいつも早く起きるセイゴさんも今日はぐっすりと寝ていた。
昨日の夜12時過ぎくらいに僕らはAkronからのバスでCincinnatiに着いた。
着いた場所は大学の敷地内の小さなバス停だった。
当然近くにキャンプ出来るような公園や茂みはなかったから仕方なくバス停の中で寝る事にした。
昨晩は雨も降っていたし屋根のある所で眠りたかったから僕達には最適な場所だった。
丁度ベンチも2つあったしね♪
中はすごく快適でおかげで雨に濡れて寒い思いをする事なく眠れたよ。
本当に中は暖かかった。
それにホームレスなんかも周りにはいないし、治安なんかも凄く良かった。
週末の金曜日だった事もあり夜遅くでも歩き回る学生がいたけど、
彼らは僕らの事なんて気にはしないからね
ただ外から中を見ると結構異様な光景だったりする。
変な奴が幸せそうな顔して寝袋広げて寝てるんだもん。
2人とも起きた後は雨が降っていたのもあって少しバス停の中で待機した
いつも通りMaps meを使って近くに幸せのMがあるか調べたら、
なんだ2キロ先にあるじゃないか。
僕らは荷物をまとめて速攻マクドナルドに向かってキックボードを漕ぎ出した。
そういえば朝起きてから雨が降っているのはアメリカに来てから初めててだな。
今の所は天候には恵まれてる。
仮に雨が頻繁に降れれるようであれば僕達のキャンプ旅もここまでスムーズには行ってない。
いや〜、ほんとよかった。
雨でビチョビチョに濡れた状態でマクドナルドに着いた。
昨日さんざんマックにいたのに今日もマックだ。
なんかマックは僕にとってゲストハウスみたいなもんだ。
いつも通り適当にバーガーを頼みWi-Fiをつなげた。
今、僕らがいるところは中心部から8キロくらい離れてる場所だ。
キックボードで行っても良かったけど外は雨だし近くからバスが出ている事が判明したから、それに乗ることにした。
バスに揺られること30分くらいで中心部に着いた。
けど街が大きければ大きいほど僕はそこには興味がない。
何もすることなくスルーしてケンタッキー州に向けて動き出した。
しばらく進んで行くと大きな橋が見えた。
どうやらオハイオ州とケンタッキー州はあの橋で繋がっているみたいだ。
とゆうことはあの橋さえ渡れば僕達は何の心配もなくヒッチが出来る。
やっとオハイオから抜け出せる。。
少しバイブスが上がり急いで橋に向かった。
橋に到着すると僕は服を脱ぐことにした。
アメリカは州によって天候が全然違う。
てかデカすぎだよ。
オハイオ州だって北から南まで行くのに車で5時間くらいはかかる。
そりゃ当然場所によって天候も変わってくるなって思った。
夜は相変わらずクソ寒いけど。。
橋は思ったよりデカかった。
色々あったオハイオ州を最後に振り返ってみて見ようかなって思ったけど、そんな事はせずにすぐ橋を渡った。
これでおさらばだ。
バイバイ オハイオ州。
橋を渡りきるとなんだか急に感じが変わったような気がした。
そう、ここはあのカーネルサンダースが生まれたケンタッキー州だ。
KFCでも見つけたらチキンを食ってやろうかと思ったけど、そういう時に限って見つからないもんだ。
でもきっと本番のKFCは美味いんだろうなって思った。
ヒッチができそうなポイントまでは15分くらいで着いた。
ヒッチをやる前にハイウェイ手前のガソスタで休んでると知らないおばちゃんが突然来てピザを頂いた。
アメリカでは人のホスピタリティーの高さや優しさをすごく感じる。
ありがとうございます♪
少し休んだ後はさっそくヒッチを始めた。
僕はオハイオ州のこともあったからちょっと心配だったけど、そんな事を考える心配もなく最初の一台が5分で止まった。
乗せてくれたのはケイさんとルイさん
(名前メモし忘れたんで偽名です)
僕達の最初の目的地のFLORENCEまで丁度行くそうだ。
彼女たちにヒッチハイクでアメリカ横断してるんですよって言うと凄いテンションで大絶賛してくれた。
凄い面白いことやってるじゃない。
羨ましいわ。
とべた褒めしてくれた。
そりゃあ、嬉しいっすよ。
それに僕達のオハイオ州での経験を彼女たちに話すと、
「オハイオ州の人は冷たいわね。ケンタッキーとは全然違うわよ。逆にこの州の人間は明るくて優しい人が多いいからあなた達の事をすぐ拾ってくれるわよ。それにオハイオ州ではたまにだけどヒッチハイクをしてて警察に捕まるっていうこともあるからね、とっても厳しいのよ。この州は警察もヒッチハイカーの対して寛容だから心配しないで。」と教えてくれた。
それに助手席に座ってる彼女も元はオハイオ州に住んでたけど、ケンタッキーに移り住んだそうだ。間違いなくこっちの方が暮らしやすいと言っていた。
もちろん全員がそうでもないし実際はそうじゃないかも知れないけど、ヒッチハイクをやるに関してはオハイオ州は全くダメだ。
てか違法だからね。
あと、テネシー州も人も場所もすごく良いって言っていた。
時間があったら行きたいな。
40分くらい走ったところで目的地に着いた。
僕らが降りる際に、
「本当に気を付けてね。全員を信じちゃダメよ。アメリカ人は頭悪い人が多いいし、感情で動く人が多いいから常に頭に入れて良いてね。それじゃ楽しんで」
僕達は今まで悪い人とは会ってないし、
巻き込まれてはない。
ただ中には多くの悪い人がいるから常に気を付けないとな。
改めて彼女達が僕らに気付かせてくれた気がした。
僕はお礼を言って彼女達と別れた。
その後は引き続きヒッチハイクを始めた。
行き先はLouis villeだ。
今日はここまで行く事ができたら間違いなく上的だ。
なんたったってここ数日はロクにヒッチで移動出来てないから、なるべく進められるだけ進みたいもんだ。
するとどうだ20分経たずに今日2台目が停まった
拾ってくれたのはウェンディさんだ
Louis villeには行かないけど帰り道だから途中まで送ってもらえることに。
彼はもともと軍人さんで南米に滞在してたこともあり、そこで奥さんと出会ったなんて話しをしてくれた。
そして今はリタイアしてケンタッキーに大きな土地を購入してそこでのんびり暮らしてるそうだ。
後、だいたいのドライバーにお前は結婚してるのか?独身か?なんて聞かれたりするんだけど、ワシまだ22歳です。この間別れました。それにアルティメット無職です。だからこの旅が終わったら仕事探して婚活するんで、今は自由にやらしてくださいよ。。。
なんては言ってはいないけどね。
彼に聞かれた時は普通に僕は独り身とだけ伝えた。
しばらく走ってると彼の家の周辺に着いた。
彼からランチのお誘いがあったからお言葉に甘えさせてご馳走になった。
高速を抜けたサービスエリアみたいな場所にあったデニーズに入った。
へぇ〜アメリカにもあるんだって思ったけど、デニーズってアメリカから日本に来たものだったんだね。
知らなかった。
多分人生で2回目となるデニーズでの食事
何を食べようか迷ってたけどここは遠慮せずガッツリ食ってやろうって思ってTボーンステーキを注文した
それにドリンクもつけさせてもらった。
するとここで衝撃の事実が判明。
なんとアメリカではどこに行ってもドリンクは無制限だそうだ。
マックが1ドルで飲み放題だから特別で凄いのかなぁなんて思ってたけど、まさかどこでも飲み放題だとは知らなかった。
お昼を食べながら今後の事について話していると彼が役に立つ情報をくれた。
ここからちょっとの所で道が2つに別れているそうだ。
1つは71号線でlouis villeに向かうものでもう片方が75号線でLexingtonという場所だ。
当然僕達は前者の方を取るつもりだったけど、ここから71号線を取ると交通量が少なく街もないからオススメはしないと言われた。
後者の方を取ると街は多いいし交通量も多いいからスムーズに行くよと言われた。
ただ75号線を通るとまあまあ遠回りになる。
それにここからlexingtonまで行くのも時間がかかるし、そこからLouis villeもまあまあ離れてる。
ギリギリまで考えて僕らは後者を選んだ。
するとどうだ彼が僕達Lexingtonまで連れってくれる事に。
ここまで乗せてくれた事が既にとてもありがたい事なのに、ご飯もご馳走になって更にここから約100キロも離れている場所まで送ってくれるなんて、
おいおい、嘘だろ。。
何かで会ったご縁を大切にしている人達が多いいきがする。
はたして初めて会ったに人間に僕はどれだけの事を損得なしにしてあげられるだろうか。この旅が終わったら自分に色々と訪ねてみたい。
100キロの道のりも会話に楽しみあっという間に目的地に着いた。
降ろしてもらった場所はありがたい事Lexingtonを超えLouis villeに続いてるハイウェイだった。本当に色々ありがとうございました。
ご縁に感謝。
降りた後もさっそくヒッチを続けた。
一応高速道路の入り口なんだけどもちろん大きな街の中の入り口ではないから交通量はスズメの涙程度だ。
それでも車は来ることは来る。
親指をかかげ満面の笑みで待ち構えた。
1時間が経過。
ふむ、全然捕まらないぞ。
てか車が少ない。
これはまずいぞって思っていた最中だった。
これは僕が一生忘れる事が出来ない衝撃の瞬間が訪れた。
一台の車が僕らの前に停まったのだ。
僕らは、よし!って喜んでいつも通りドライバーに話しかけに行ったが、そこに待ちかまえていたのは奇妙な黒人男性だった。
変な顔でニヤニヤしながら僕達に向かってボソボソと何か言ってくる。
当然何を言ってるかなんて何1つ分かりゃしない。
そんな事より怖すぎて近づきたくない。
そして怪しいなぁって思ってパッと彼をよく見渡してみると、なんと彼は車の中で自分のチ●コをしこってた。
ビックリと恐怖だ。
初めて他人の元気になったアームストロング砲を生で見た。
表現が汚いのでご了承ください。
シコりながら笑顔で僕らに向かって何か言ってくる。
これは完全にやばいって思って僕はセイゴさんに、
「英語分からないフリして無視しましょう。それに今すぐ車から離れましょう」
と言って僕らはその場をすぐ離れた。
彼はバックミラーで僕らの事を確認しつつも何もせず停車したままだ。
僕達は完全に無視をしてヒッチを続けた。
すると彼もすっといなくなるかのように高速に入って消えていったのは確認して僕達は安心した。
はぁ、いや、マジで危なかった。。
実際何にも被害は受けてないけど流石に怖すぎた。
1台目のドライバーの彼女達が実際にアメリカには沢山の悪い人や変な人がいるからと言っていたのがようやく分かった気がする。
本当に気を付けようと思った。
こんな事もあり早急にヒッチを成功させたい僕達は出来る限りのスマイルを作りヒッチを続行したが、相変わらず車が少ない。
だが10分後に一台の車がようやく停まってくれた
僕は駆け寄って行こうとしたがセイゴさんが一言、
あ、あいつだ。さっきの奴だ
その言葉が発せられたと同時に僕は止まって確認したら、確かにさっきと同じ車で同じ運転手だった。
な、なんやねん。お前何がしたいんだよってツッコミたくなったけど、そんな状況じゃなかった。
一度ハイウェイに入ったのにわざわざ抜けてまた戻ってきたのだ。
ち●こシコり男の逆襲だ。
ここでピストル出されて脅されたら終わりだなって僕は思った。
僕はとっさに手持ちの武器を確認しようとしたけど、Goproの一脚を刀代わりに使うくらいしか僕にはチョイスがない事に気が付いた。
しかも周りに何もないこの状況やばすぎる。
ほんと文書じゃ伝えられないくらい怖かった。
僕達は完全に無視して車から遠ざかった。
流石に逆走は出来ないだろうから荷物持って思いっきり出口に向かって走ってやろうかと思ったけど、逆に刺激を与えないようにその場に留まった。
だが、結局ち●こシコり男は何も言葉を発しる事なく、しばらく経ってからその場から消えていった。
ここまでされたら完全にビビるだろう。
焦った僕達は本気で車を停めようとヒッチをした。
するとすぐ一台の車がやって来てドライバーに向けて必死で乗せてくださいとお願いするかのようにヒッチをしたら有難い事に停まってくれた。
近寄ると彼が窓を開けて僕らに一言、
「君達は安全か?銃を持ってないよな?」と訪ねて来た。
答えはもちろんYESだ。
危機的な状況から僕達を拾ってくれたのはマイケル
彼はベトナム出身で10歳の頃にアメリカに引っ越して来たそうだ。
同じアジア人なのになぁって思わされるくらい目がぱっちり二重のハンサムだ。
こう見えて43歳。。。
僕達は拾ってくれたお礼を言って自己紹介を終えた後に、さっそくさっき起きた出来事を話した。
すると彼の口から、
ハァ、なんだって?
マジかよ、ありえねぇだろ。
君達大丈夫だった?
警察に電話かけたの?
と言って僕達をとても心配してくれた。
彼の表情は少し怒っていたようにも感じた。
彼は同じアメリカに住んでいる人間として許せない。
非常に怖い思いをさせてしまって申し訳ないと言ってきた。
それに彼が警察に電話をかけてあげるから車の番号や車種を教えてと言ってきたが、
僕達はそんな事をチェックする余裕なんてなかったですと伝えると、
分かった。でも次からは必ずちゃんと車種やナンバープレートは確認するんだよ。
そういう人はちゃんと警察に通報するべきなんだ。
それに君達はこの話は知っているかい?
ある女性がUberを利用して普通に乗り込んだらドライバーの男にレイプされて殺されてしまったんだ。
Uberみたいなサービスでもそういう事件が起きるんだ、なおさらヒッチハイクはもっと気をつけなきゃダメだよと
丁寧に心配しながら教えてくれた。
もちろん僕もヒッチハイクが危険と隣り合わせって事も分かってるし、少し怖い目にあった事もある。
ニュージーではマオリのオッチャンの車に乗ってたらいきなり道から外れた誰もいない茂みに向かわれてそこでドラッグをやり始めたり、
車に乗っていたら違法なのに座席には拳銃があったりした事もある。
それでも運が良かったのか彼ら達はすごく親切だったし、
直接ヒッチハイクで危険な目にあったことはない。
僕はヒッチの出会いで大きく自分が成長できるし人との出会いは何よりも楽しくて大好きだから多少危険と分かっていてもヒッチをする。
それに僕はご縁の神様ってやつを強く信じてる。
きっと何かご縁があって出逢うべく人に出逢うようになっているんだ。
だからきっと今までもこれからも悪い人には当たらない気がする。
もちろん最大限に気をつけるけどね。
しばらくすると目的地に徐々に近づいてきた。
するとマイケルさんから宗教の話をされた。
僕は無宗教で全くってほど宗教に対して知識がないから、宗教がある人達の考えを聞くのは実に興味深い。
特にアメリカはすごく宗教に入っている人が多いいなって感じる。
彼の場合はクリスチャンだった。
キリストの中でも色々種類があるらしくその中のなんだったかは忘れちゃったけど、
彼は全ての行為を神の為にやっていると言っていた。
私は神の為に生きている。
だから私は君達を拾ったし心配するんだ。
彼はとても深く僕には少し入りこみづらかったけど、
僕は何か自分の中で1つどんな事があってもブレないものがあるのは、凄くいい事だと思う。
僕の中でもそういったモノは存在するし例えそれが宗教だろうがなかろうが、そういうモノを持っている人は自分を見失わずにいられる。
それにヒッチをしていて思ったけど宗教に熱心な人は本当に親切で良い人だ。
それにそういった人達と出逢わせてくれのもヒッチもおかげだね
目的地に着くとマイケルは僕達に色々と物をくれた。
スナック菓子に飲み物にブランケットにナイフ類に、、
車の中にある全ての物をくれるような気がした。
そして最後に何回も僕達に向かって
Please be safe
僕は出来る限り手を振って感謝の気持ちも込め彼と別れた。
時刻は17時くらいだ。
暗くなるまでには2時間くらいあるから引き続きヒッチハイクをすることにした。
目的地はLouis villeだ。
最悪この街に今日中についておきたいところだ。
やってやるぞー。
すると30分くらいで止まった
乗せてくれたのLouis villeに帰る途中のジェウさん
話を聞くと彼も僕らと同じように若い時はテント背負ってヒッチハイクで旅をしてたそうだ。
それに20〜30年前のアメリカはヒッチハイクは当たり前だったし、沢山の人がやっていたそうだ。
それが時代が変わるとともに殆どの人がやらなくなって今ではホームレスか金なしの人が交通手段としてやるくらいになってしまったらしい。
だからドライバーも警戒心を抱くし乗せるのに戸惑うらしい。
でも、僕は今のこんな時代だからこそヒッチハイクをやって色んな人に会うべきだと思う。
ネットの普及やSNSで簡単に知らない人とコミュニケーションが取れるし、なんでもスマホ1つで調べる事ができる。
でも、それって本当の繋がりじゃないし全てを知ることはできない。
実際に人と会って話して価値観や考えをぶつけ合って何かを得るんだと思う。
結局、人は人から何かをしか学べないんだ。
もっと多くの人が人と繋がる手段としてヒッチハイクをやってくれたら嬉しいと思う。
そして君が英語を少しでも話せるようになれば世界の多くの人と会話ができる。
色んな事を学べて為になるから機会があったらやってみて。
彼は街ではなくヒッチがやりやすい様に郊外まで送ってくれた。
自分の家から全然反対方向なのに、
僕達が’街でスタックされるのが嫌だしかわいそうと言って送る届けてくれた。
ほんとありがとうございました。
郊外にきた僕達は一瞬もう今日は終わりにしようかなって思ったが、暗くなるまでヒッチをすることにした。
ヒッチのポイントはバリバリ警察署の近くだったけど、この州では関係ない。
車の通りは少なかったけど20分くらいでGetした。
拾ってくれたのはスラン夫妻だ。
ここから50キロくらい先まで送ってもらえることに。
彼らは農家で子供が9人いてホームスタディー?自宅で子供達に勉強を教えるという事をやっていて常に家族で一緒に過ごすというスタイルで暮らしている。
なんて素敵なんだろうなって思った。
そして彼らは家族で一緒に入れれる時間が何よりも大切で最も幸せを感じる瞬間だと言っていた。
僕もほんとその通りだと思う。
人それぞれ意見はあると思うけど、
僕は家族や好きな人と一緒に過ごす時間が人生で何より大事だし一番に優先したい。
いずれ僕にも家族が出来たらずっと側に入て皆んなが幸せを感じられる家庭を気付きたい。
それが何よりも優先順位だ。
時間は二度と戻っては来ない。
出来る限り自分の人生の時間は家族と一緒に過ごしたいし、家族の為の生きたいと思う。
そう強く思わせてくれるのはやっぱりヒッチハイクで実際にそういう風に暮らしている人に出会えるからだ。
だけど、まず今は自分の為に精一杯時間を使おうと思う。
自分を楽しませて幸せに出来ない奴が他人をそうさせる事は出来ない。
でも、ボク究極のロン毛ニートだから結婚できるかな。。
そうして僕達はガソスタで降ろしてもらい
彼らと別れた。
良い出会いだったな。
ラッキーな事に田舎のガソスタのくせに24時間営業でテーブル席なんかもあってWi-Fi付きだ。
ボクは1ドルちょっとのコーヒーを買って椅子に腰掛けた。
それにしても1日が本当に濃かった。
座った途端に疲れが一気に溢れ出た。
そして適当に休んだ後はガソスタの近くの敷地にテントを張らせてもらった。
あー、夢にアームストロング砲出て来ないといいな。
そうしてボクは眠りについた。