僕が見たかったのは。

究極の自由を求めるPEPEの大冒険

ソーセージはドイツ式

放浪旅55日目(5月3日)

 

朝の8時半に目覚めた。

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何も気にせずにゆっくり寝られるっていいと思う。

 

荷物をサッと片付けてバス停へと向かった。

 

実は昨日買ったチケットが1日券で24時間有効だった。

 

とゆう事はまだ使えるぞ!!

 

それにここからturkeyまでバスが出ている事が判明した。

 

もちろん乗るに決まってるじゃないか

 

僕らはバスが来るまで時間をつぶした。

 

まず朝ご飯がわりに昨日の余ってるラーメンを平らげた。

 

日本にいた時だったら朝から安い袋麺のラーメンなんて食べたくなかったけど、今食べるラーメンはイギリスの朝ごはんより美味しく感じた。

 

バス停に充電器があったから有り難く電気泥棒させて頂きギターを弾きながら時間を潰した。

 

1時間待つ事turkey行きのバスがやってきてそれに乗り込み、この街を離れた。

 

まっすぐturkeyに行かずスキー場に寄り道したりしてたから計45分くらいでturkeyに着いた

 

この街にはマクドナルドやセブンイレブンがあったから僕らにとっては大きな街だ。

 

ただ実際そんなに人は住んでない様子だった。

 

とりあえずマクドナルドに向かいWi-Fiを確保しに向かった。

 

僕はアラスカやカナダのアウトドア会社に何件かメールを送っていたから、それらをチェックしたりしながら体に悪いハンバーガーを頬張った。

 

うん、やっぱり体に悪い味だ。

 

ハンバーガーを食べてると知らないオッチャンが近づいてきて僕らに話しかけてきた。

 

僕らは旅の事やそれぞれの事を話した。

 

って言っても僕はメールチェックでセイゴさんが殆ど話してたんだけどね、

 

話を進めていくとどうやら彼はレイクタホに住んでいて湖の目の前に家があるらしい、

 

そして僕らにもし良かったら2日間泊まるか?とオファーを出してくれた。

 

それに彼の妻が2日後にサンフランシスコまで行くとの事だからかなり美味しい話だった。

 

もちろんレイクタホに行ってなかったら即答でYESだけど。

 

僕らは2日間滞在しているし満足している。

 

それに最後にヒッチハイクでサンフランシスコまで行きたい。

 

僕らは丁寧に彼の誘いを断った。

 

そして1時間ほどゆっくりしてから僕らはヒッチハイクをしに向かった。

 

ただ今持ち合わせてるダンボールがなかったからセブンイレブンに調達しに行った。


ついでにモンスターも購入。

 

中毒なってきてる。。。

 

セブンにダンボールはなく隣の自転車屋さんに沢山のダンボールがあったからお願いして手に入れて僕らは高速の入り口へと向かった。

 

今日の目的地も決めてない。

 

ただセイゴさんは5月7日にサンフランシスコからロサンゼルス行きのバスを取っている為に、6日の夜までにはゴール地のサンフランシスコに着かなければならない。


まぁとりあえず間に合う程度に適当に旅を進めることにした。

 

ヒッチハイクをやる事30分で1台の車が停まった。

 

初めまして!と日本語で話しかけてくれて拾ってくれたのはスティーブさんだ。

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スキー帰りに僕らを拾ってくれた。

 

彼は以前に何度も日本に仕事関係で行った事があるらしい。

 

一時期は東京のどこか忘れちゃったけど、どこかで住んでいたこともあった。

 

でも日本語は全く話せない。

 

そんな彼は1週間のスキートリップに行っていたらしい。

 

当然スキーヤーの僕と話しが合う。

 

スキーについて色々と話した。

 

彼は以前にカナダや日本やニュージーにもスキーをしに行った事があるが、日本の雪質について聞くと、

 

間違いなく日本の雪質は世界一だ

 

と絶賛していた。

 

僕自身オーストラリア以外滑った事がないから比較は出来ないけど、海外で出来たスキー知り合いやイントラの資格を取った時の仲間の全員が日本の雪質は最高だと言っていた。

 

ただ日本には海外みたいなダイナミックな地形はないから僕は海外のスキー場が大好きだ。

 

そんな彼は今とっくにリタイアしていて身体も昔ほど動かなくなってきたから頻繁にスキーもトライアスロンも出来なくなってきたが今を楽しんでいる言っていた。

 

実は彼も元々サラリーマンでかなり優秀な人材だった。

 

もちろん自分ではそんな事を言ってないけど彼の話や、後に彼の家を見た時に確信した。

 

彼が若い時は仕事に追われて遊ぶ時間がなかったという。

 

ごく一般のサラリーマンと同じだ。

 

例え給料がよくお金があっても時間がない。

 

そして彼はそれに疑問を持ち始めた

 

一生こんな生活でいいのか?

 

そこで彼は後悔したくないと思い一生懸命働き、生活するのに困らない貯蓄をし早期リタイアをしたそうだ。

 

そして今は自分のやりたい事や妻との時間を楽しんでいるという。

 

もちろん仕事を辞めるにあたって色んな人から止められて、何を考えているんだと言われたらしいが、彼は後悔していなく今の人生を楽しんでいる。

 

何も1つだけが人生の正解ではない

 

色んな道がある。

 

幸せなんて人それぞれだし、自分にあった道を探し見つけそれを選べばいい。

 

ヒッチハイクをしていると実に色んな人の物語を知る事が出来る。

 

このアメリカ横断の旅でも沢山の人の物語や価値観なんかを聞いて知る事が出来た。

人によって考えは違う。

 

無理に合わせなくていいし自分を大事にするべきだと僕は強く思う。

 

どうしても日本だと世間体を気にする傾向がある。

 

未だに学歴社会が強く残ってるし、数字で人の価値付けをしてる部分が強くある。

 

だからどうしても1度ドロップアウトすると復帰しづらくなるし、社会から少しでも外れていると冷たい目で見られる。

 

人と違う事をしていると何故か反対される傾向にある。

 

自分自身をさらけ出して生きるのが難しい国でもあると思う。

 

何をしようと人の勝手だし、

 

その人の人生なのに口を出し否定しようとする人が多くいる。

 

本当に悲しいよね。

 

そういった人達は本当に心が乏しい人達だよ。

 

僕自身は誰かに否定された事はないってか気付いてないだけで誰かにそう思われてるかもしれないけど、

 

そんな事どうだっていい。

 

僕は大学も卒業してないし貯蓄が何百万とある訳じゃない。

 

かと言って何か特別な資格や技術がある訳でもない

 

日本が嫌だから海外にふらっと行って中途半端な英語を話して、海外かぶれみたいに思われてるかもしれないが、

 

どうぞご勝手にして下さい。

 

僕は他人の目なんて一度も気にした事がない。

 

僕は僕なりに自分の人生を楽しんでいるし満足している。

 

逆にこんな僕の事を否定する為の時間を割いて下さりありがとうございますって言ってあげたい。

 

例え話をあげてみたけど、これは殆どの人に言える事。

 

もしこの日記を読んでいるあなたが何かをするにあたって人の目を気にして一歩を踏み出せてなかったら、

 

こんなキモロン毛な何1つ気にする事なく生きてるぜ!

 

った事だけを伝えたい。

 

自分のやりたい用に生きるのが1番。

 

って言っときながらも実は旅のYouTubeをやってみようと思ったんですけど、顏出しをするのが恥ずかしいのと世間に自分の顔を晒すのが気になるので、なかなか一歩が踏み出せていないです。笑

 

僕、二枚舌ですね。笑

 

言ってることがめちゃくちゃだ!!

 

大丈夫。

 

そんな僕でもこうやって日記を毎日書いていて1日100〜200人くらいの人が見てくれている。

 

どう思われてるか知らないですが。。

 

まぁ長くなったけど結論は自分らしく生きようって事です。

 

こんな感じでOk?

 

話は戻り、

 

しばらく走っていると彼がお昼休憩を取りたいとの事で適当な駐車場で停まる。

 

彼は手作りのサンドイッチとビールを飲み出した。

 

一応アメリカは飲酒運転禁止なんだけど、結構緩いんだなぁって思った。

 

日本だと絶対に飲酒運転はダメだけど他の国では結構曖昧だ。

 

僕らもビールを貰ったんだけど、それがIPAだったからセイゴさんにコッソリとあげた。

 

休憩してる最中に彼から突然質問が来た

 

彼:今日はどうする予定なんだ?

 

どこに泊まるんだ?

 

僕ら:う〜ん特に予定はないです。とりあえず西に進みます。泊まるところはないのでキャンプします。

 

彼:じゃあ、ウチに泊まっていくか?

 

今日は友達も1人来るからパーティーだ!

 

そう彼からオファーがあり急遽泊めさせて頂くことになった。

 

マジかよ。。

 

めっちゃ最高じゃん。

 

彼いわく以前に彼の娘が日本に交換留学で岡山に行った時にホームステイをして日本の家庭にお世話になったから、その恩返しをしたく僕らを泊めさせくれることになった。

 

本当にアメリカに来てから沢山の恩に恵まれている。

 

そして恩を人に返してく姿を何度も見て来た。

 

僕も受けたこの恩を絶対に返したいと心の奥底からおもった。

 

彼の住む家はサンフランシスコから1時間ちょっとのSan joeという場所だ。

 

正確に言うとあの有名なグーグルやアップルのあるシリコンバリーだ。

 

僕らが当初目指してたサクラメントという街からは3時間ほど離れてる。

 

それにほぼ西海岸みたいなもんだ。

 

僕らの旅のゴールの一歩手前みたいなもんだ。

 

まさかこんな早く着くとは思ってなかったけど、せっかくのオファーだし良い経験になるから泊めさせて頂く事にした。

 

途中で何度かトイレ休憩を含めて止まりながらシリコンバリーへと向かった。

 

途中で泊まった日本人オーナーが経営してるカフェ兼食材屋さん。

 

シリコンバリーに近づいてくると景色が変わり建物群になって来た。

 

メインのキャンパスはここじゃないけどとアップルね!

 

ここはGoogleね!

 

と彼から次々に説明されていくけど実感がない。

 

てかそもそも僕はシリコンバリーが何なのかよく分かってない。

 

アホ丸出しだ。

 

学校で習ったのは覚えてるけど詳しくは忘れてしまった。

 

とりあえず有名な会社の建物が密集している場所なんだなっていう事だけ頭に入れておこうと思った。

 

シリコンバリーを抜け彼の住む街に着いた。

 

非常にゆったりしてて落ち着いている。

 

いかにもシリコンバリーで働いている人達が住んでそうな感じがする。

 

そして彼の家に着いた。

 

家の外観そして内観を見た時に僕とセイゴさんは悟った。

 

あ、彼は成功者だ。

 

広々とした家に大きな裏庭。

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車は2台もあった。

 

流石に人の家だから何枚も公開できないけど、せめて数枚だけ

 

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キッチンです。

 

彼の妻のジェーンとも会い挨拶をした。

 

彼女は台湾人で彼女が4歳の時にアメリカに来たそうだ。


だから彼女はほぼネイティブの様なもんだし両親とも英語を使って話すらしい。

 

非常にフレンドリーで明るい人だった。

 

彼らには1人の娘がいて今大学に通っていて家を空けているそうだ。

 

通ってる大学は東京大学と同じレベルだと彼は言っていた。

 

そしてもちろん彼と嫁もそこの大学卒だ。

 

そして家には娘さんの写真が沢山飾られていた。

 

娘さんはかなり可愛い。。

 

一人娘として相当大事に育てられたんだろうなぁと思った。

 

そんな彼らから今夜泊まる部屋に案内されると、そこは娘の部屋だった。

 

1人はベットで寝て、もう1人はエアマットレスがあるからそこで寝てたの事だ。

 

え、、、マジっすか?

 

僕は少し戸惑った。

 

そりゃあ20歳の女子大生の部屋にホームレス日本人2人が入り込んで一晩泊まろうとしてんだもん。

 

普通だったらありえないでしょ?

 

もし僕の部屋に知らない男2人が泊まるって考えたら嫌だもん。

 

それにベットを使われるなんて。

 

逆に女の子からしたらたまったもんじゃない。

 

僕は彼らがどんな神経をしたんだろうかと疑ったほどだった、

 

やっぱりアメリカ人って感覚が狂ってるなぁって思った。


彼らの娘の部屋はあまりにも今時の女の子の部屋って感じがした。

 

机の上には元彼とのツーショットの写真があった。

 

勝手に見たわけじゃないですよ。

 

流石にベットを使えなかったから今回もセイゴさんと仲良くエアマットレスをシェアして使う事にした。

 

荷物を置き、何やかんや4日ぶりのシャワーを浴びてリラックスした。

 

少し経ってからディナーに呼ばれ彼らと一緒に食事をした。

 

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ソーセージがうまい。

 

オーストラリアのは本当に不味かったから100倍美味しく感じる

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やっぱソーセージはドイツ式が1番だね。

 

彼らの友達も来ていたので計4人での楽しい食事となった。

 

食事中は色んな話をした。

 

彼の妻のジェーンは僕らに物凄く興味を持ってくれた。

 

僕らが何か1つ話すたびに必ずリアクションを取ってくれるかなり話しやすい相手だった。

 

僕が中でも興味深かったのは彼らの友達の話だった。

 

彼女はラオス出身で今は美容師として働いている。

 

僕の髪の毛を美しいと褒めてくれた。

 

そんな事はさておいといて、

 

彼女はラオスの事について話してくれた。

 

僕はラオスに行った事はないし、どんな国かは分からない。

 

ただ自然豊かでノンビリしている東南アジアでも独自の雰囲気と文化を持った国だと思う。

 

ただ彼女が言うには美しい自然も人々もドンドンと変わっていってるという。

 

日本もそうだが10年前までは誰1人スマホなんて持ち歩いていなかったのに、ラオスでも今はみんなスマホを持ち歩いてずっと眺めてたり、

 

中国からの電車の開通のせいで沢山の木が伐採されて自然破壊に繋がっている。

 

更にダムの建設ラッシュにによって被害は拡大している

 

そして中国からどんどん人が流れる様になってきたと。

 

かつて森林の国と言われたラオスは多くの森を失いつつあるらしい。


非常に悲しい出来事だ。


ただ今の僕に出来ることは何もない。

 

全く無知であるからだ

 

だからこの旅が終えたら僕は世界の状態を知るために勉強したい

 

そして地球をより良くしていきたいと思う。

 

既に手遅れであるけど出来ることはあるはずだ。

 

そしてその後も楽しいお話は終わり良い時間を彼らと過ごす事が出来た。

 

美味しいご飯もいただけだしね

 

その後は部屋に戻りゆっくりと時を過ごした。

 

それにしても大学生の女の子部屋で寝るなんて想像すらしてなかった。

 

ほんと旅って何が起きるかわからない。

だからこそ楽しいんだよね。

 

結局その後は深夜3時までNetflixワンパンマンを一気に全話見て眠りについた

 

あー、オタク活動最高

 

続く。