僕が見たかったのは。

究極の自由を求めるPEPEの大冒険

0秒ヒッチハイク

 

放浪旅46日目(4月24日) 

 

現在地コロラド州Avon

 

あからさま過ぎじゃ!!

 

朝の7時にバーガーキングから徒歩10秒の草むらで起床。

 

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昨日はセイゴさんにキャンプする場所を決めてもらった。

 

いつも僕が寝床を決めるんだけどこの日は彼に全てを負かした。

 

かれこれ何日もアメリカでキャンプをしているからセイゴさんの選球眼も鍛えられてるはずだ。

 

どういった場所がキャンプにベストかは彼もきっと気付いている。

 

そのセイゴさんが選んだ場所がここバーガー様のお庭だったって事だ。

 

うん、過去1であからさまな場所だよね。

 

でも僕はよく口を揃えてセイゴさんにいう事があった。

 

あえて人の目に入るところの方が安全です。

 

人の目のいかない場所は僕らと同じような考えの人が来るんで必然とホームレスが集まるので危ないです。

 

逆に人の目に触れあからさまな場所で堂々とキャンプした方が安全ですよ。

 

何かあったときにいくらでも対処できるんで。

 

実際のところそうだ。

 

完全にネイチャープレイスであれば人の目が届かない場所でキャンプするのが妥当だが、下手に中途半端な大きさの街なんかだと案外人の目が届く範囲くらいの場所の方が良かったりもするが、

 

昨日は流石に丸見えだった。

 

僕も自然と7時には目が覚めた。

 

車の駐車する音や人の気配によってね。

 

テントをたたんでいると車の中や通行人が不思議そうに僕のことを見てた。

 

ただ正直僕はもう人の目は慣れてしまってるので特に気にしない。

 

このホームレスもどき生活も一生じゃない。

 

期間限定だ。

 

だから他人の視線は気にしない。

 

その後はすぐバーガー様に行って9時半くらいまでゆっくりしてヒッチをしに高速の入り口へと向かっていった。

 

高速の手前の近くにセブンがあったからモンスターと朝ごはんを購入。

 

今日の朝食はマシマシドックだ。

 

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ふ、朝からヘビーだぜ。

 

そしてヒッチを始めた。

 

とりあえず昨日行けなかったground junctionを目指すことに。

 

良い天気で本当に綺麗で雪山と空がいい感じにマッチしてた。

 

写真はないっす。

 

今日もさっそくギターを弾きながらヒッチをした。

 

車もまあまあ通るし悪くない。

 

だが現実は厳しかった。

 

てか、僕の日記を毎回読んでくれている人なら分かるけどこの流れはあれだよね。

 

うん、そうだよね。

 

2時間が経ったのだ。

 

なんか毎日2時間待ってる気がする。

 

そんな訳ないか。

 

ただ2時間まちが頻繁に起き過ぎて感覚が麻痺してきた。

 

ブログに2時間って書くのは簡単だけど実際に待つってなると根性がいる。

 

でも、最近の’僕にはギターという友達がいるから何も苦じゃないんだけどね。

 

でもやっぱ2時間の法則のおかげか車がとまった。

 

僕らを拾ってくれたのはスティーブンさんだ。

 

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30〜40キロくらい離れてるeagleという街まで送ってくれることに。

 

彼は車の輸出関係の仕事をしてたらしく日本に行ったことはないが地名に馴染みがあるとの事だ。

 

それに日本の車についてよく知ってる。

 

話しやすい事もあり車内でも会話が進んだ。

 

あっという間にeagleまでついた。

 

ありがとうございました。

 

そしてさっそくヒッチを始めた。

 

ここは景色が半端なく綺麗だった。

 

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テンションが上がった僕らは楽器を取り出しセッションをした。

 

この時間が一番楽しかったりもするんだな。

 

1時間ちょっとで本日2台目が泊まった。

 

拾ってくれたのはエリカさんだ

 

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Cypsumというここから20キロもない少しの距離だが送ってもらえることに。

 

彼女はもともとカルフォルニア出身でロサンゼルスに住んでいた事もあるそうだ。

 

僕がコロラドとロスのどちらが良いですか?と尋ねると、

 

どちらともそれぞれの良さがあるは。

 

都会が好きならばロスは大都会だし、

 

自然が好きなのであればコロラドは最高わよ。

 

私はコロラドの方が好きわ。

だってロスにはギャングとかいるしね。

 

と彼女は言っていた。

 

確かにその通りだ。

 

なんて僕はバカな質問をしたんだろうって思った。

 

場所なんて人それぞれによって見方や捉え方が違う。

 

僕にとってロスはただの大都会で訪れたいとは到底思わない場所だけど、他の人からしたらそうではない人も沢山いるんだ。

 

だから一概にどこが良いとかって本当は言えない気がする。

 

だから僕の日記に書く事も完全に僕の視点で書いている事をご理解頂きたい。

 

そしてあっという間にCypsumに着いた。

 

ありがとうございました

 

彼女いわくここにはトラックステーションがあってかなりヒッチハイクに適していると言っていたが、

 

な、なんもねぇよぉぉぉぉぉお

 

辺りを見回してみても何にもない。

 

ふと、少し離れた場所に大きな駐車場があり見てみると2台のトラックが止まってる。

 

おいおい、まさかあれがトラックステーションじゃないだろうな。

 

恐る恐るmaps meで調べると見事にトラックステーションだった。

 

マジか。。

 

ただの大きな駐車場やん。

 

多くのドライバーが勘違いしてるんだけど、アメリカでトラックドライバーは僕らの事をピックアップしないし乗せてもくれない。

 

それはひと昔前までの話だ。

 

だから正直僕らはトラックステーションに連れてこられても本心はそこまで嬉しくは無い。

 

まぁ乗せていただいてもらえてるだけでありがたい事だから何も言えないけどね。

 

ブツブツ弱音を吐いても仕方ないのでヒッチをやることにした。

 

突っ立ってるだけやん!!

 

開始すぐ僕はそう思った。

 

何故なら交通量が0に等しかったからだ。

 

気がおかしくなったのか僕は段ボールを噛みつき始めた。

 

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セイゴさんがもの不思議そうに写真を撮った。

 

段ボール食べてる人初めてみたよ。。

 

僕は食べてた訳じゃない。

ただ噛み付いていただけだ。

 

僕は人より数倍犬歯がとんがっている。

 

そこを使って段ボールを噛むと、

 

サクサクと気持ちい音がなる。

そして食感が最高にいい。

 

僕の当時の気持ちは分からない。

 

多分前日に拾ってもらった車の中にいた生後4ヶ月の犬が原因だろう。

 

彼はなんでも噛み付いてた。

 

それがきっと僕にも移ったんだと思う

 

周りを全部噛んでもう噛むところがなくなった。

 

やる事がなくなった僕は寝ながら待つことにした。

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このとき僕は完全にやる気をなくしてた。

 

もう捕まらなくてもいいかなって思ってたくらいだ

 

ただセイゴさんの立ってヒッチをやる姿を見て僕も少し切り替え頑張った。

 

確かに車はほとんど来ない。

 

ただ来たら全力で乗せてくだしアピールをしようっておもいヒッチをした。

 

すると車が来るじゃないか。

 

もう全力でアピールし無理やり停まってもらった。

 

あ、ありがとうございます。

 

拾ってくれたのはデミアンさんだ。

 

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メキシコから来てメキシコには綺麗な場所があるっていう話は覚えてるけど、それ以外は申し訳ないことに僕は後ろの座席で寝てしまった。

 

大爆睡だ。

 

幸いなことにセイゴさんが助手席で彼と話してたから助かった。

 

すんませんでした。。

 

無事にGlenwood Springsnn 着いた

 

お昼を食べにサブウェイに向かった。

 

店員さんはメキシカンで新人だったんだろうか?

 

過去最高クラスに仕事ができない店員だった。

 

日本のサービスは間違いなく世界トップレベルでアルバイト店員の質なんかもトップクラスだと思う。

 

やりすぎ感はあるけど素晴らしいことだ。

 

この店員にも見せてやりたいくらいだ。

 

食べた後はヒッチをしに高速の入り口へと向かった。

 

場所に到着し荷物を降ろした瞬間に一台の車が停まった。

 

も、もしやこれは。

 

窓から手が出てきて乗れよサインだ。

 

キターーーーーー!!

 

0秒ヒッチハイクだ。

 

極たまにこういう事が起きるもんだ。

 

僕は過去に2回日本で経験してる

 

ニュージランドでは驚異の4回だ。

 

そしてアメリカで一発目となるドライバはニックだ

 

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彼もよく学生の頃に毎日ヒッチハイクして学校に通ったそうだ。

 

だからヒッチハイカーを見かけると必ず拾うらしい。

 

Rifleという100キロくらい離れた場所まで送って貰えることに。

 

車のオンボロ感と風貌的にイっちゃってる系の人に見えるが、彼は見た目の通りイっちゃってる系だった。

 

マリファナを吸いながら運転だ。

 

ぶっ飛びながら運転するのってどんな感じなんだろう。

 

逆に集中できるのかな?

 

事故だけは起こさないでくれと願った。

 

てかアメリカに来てから僕のマリファナに対する考えなんかが変わった気がする。

 

日本にいた時はマリファナって何?

 

あれ、ラッパーが吸うやつ?

 

的な感じで吸う=犯罪者的な見方だったけどオーストラリアのバナナファームにいた時に僕の周りの人はほぼ全員吸っていてマリファナに対する見方が変わった。

 

なぜなら彼らはマリファナを吸おうが何も事件は起こしてないし、ちゃんと自分自身をコントロール出来ていた。

 

よっぽど酒を大量に飲んでアルコールの力を借りて大騒ぎする連中より100倍マシだった。

 

そしてアメリカのコロラド州にくるとマリファナが合法だ。

 

みんな色んな場所で堂々と吸っている。

 

金のないホームレスもそうだ。

 

バカのキチガイみたいに大声出して騒いでる連中も少ない。

 

純粋に静かにマリファナを吸うのを楽しんでいる。

 

だから僕からしたらなんで日本はあんなにマリファナに厳しいんだろうって思った。

 

以上に悪者扱いされてるし大きく取り上げられる。

 

まぁ合法になった所で僕は死んでもマリファナどころかタバコも吸わないから、どうだっていいんだけどね。

 

ただ街中がマリファナの匂いするのやだから、ちゃんと吸っていい場所を決めてやってほしい。

 

彼もスキーをやる人間だから日本の雪山の事なんかについて話した。

 

性格の明るい良いやつだったから話も弾みあっという間に目的地についた

 

ありがとうがざいました。

 

さーて、まだ夕方だ。

 

この調子ならグランドジャンクションもいけるぞ。

 

早速ヒッチを始めた。

 

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距離的には100キロだ。

 

ここから先に大きな街はもうない。

 

どこも人口は数千人レベルだ。

 

ここで一発100キロライドをゲットしたいところだ。

 

1時間半経った。

 

や、ヤベェよ。

 

全然ダメですやん。

 

交通量はあるんだけどみんなちょっとしか行かないっていうサインを出してくる。

 

やっぱこの時間に行く人は少ないのかなぁって思ってヒッチをしていると一台の車から差し入れをもらった。

 

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運が良くセイゴさんがたまたま僕のヒッチハイクを動画に納めていたところに起きた出来事だった。

 

かなり貴重映像が撮れた。

 

僕のインスタのハオライトに載っているんで興味ある人は是非。

 

(@PEPE _0326)

 

その後もノリノリでヒッチをしていると車が停まった。

 

これがまた美人さんだ。

 

拾ってくれたのはエリザベスさんだ。

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なんと僕らの目的地グランドジャンクションまで連れっててくれることに。

 

彼女は恐竜の化石掘りなどをやっているそうだ。

 

今は大学を卒業して博物館で働いてるそうだ。

 

この美貌で恐竜の化石掘りをしてるなんてギャップに惚れてしまう。

 

車を走ってると大きなイカツイ山々が姿を現し、彼女が言うにはこの辺りで沢山の恐竜の化石が発見されてるそうだ。

 

実は彼女も以前アメリカ中をヒッチハイクで旅してて、その時に沢山の人に助けられたからヒッチハイカーを見かけると必ず拾うそうだ。

 

こんな美人な女の子がアメリカをヒッチで横断だなんて惚れ惚れしちゃうよ。

 

それに彼女は6ヶ月間も旅してたそうだ。

 

いいなぁー。

 

僕は観光ビザだから計3ヶ月間という短い時間しかこの国に滞在出来ない。

 

それに僕はアラスカに約2ヶ月間使いたいから、アメリカ本土は経ったの1ヶ月ちょっとだ。

 

想像以上にアメリカは大きいし色んな場所があって州によって色んな人が住んでいる。

 

このユニークな国を知るのには何年もかかる。

 

たった1ヶ月ちょっとの時間では何も知る事が出来ない。

 

だから次にアメリカを訪ねる時はガッツリ3ヶ月間使って色んなモノを見てみたいと思った。

 

それでも少ないけどね。

 

グランドジャンクションに近ずいてくると徐々に景色が変わり始めてきた。

 

ダイナミックな山々がドォーンって広がってる。

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神が住んでんのかなぁなんて思ったりするほどだった。

 

そして僕達は目的地へとついた。

 

彼女は僕達をダウンタウンに降ろしてくれた。

 

ありがとうございました。

 

ここの街はなぜか凄く落ち着いてた。

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中心街ってのに関わらず人が全然いない。

 

うんうん、この感じが良いよね♪

 

僕はこーいう落ち着いた街が大好きだ。

 

コンパクトで高い建物が少なく時間がゆっくりと流れてる。

 

どこかしらタスマニア島と同じ雰囲気を感じた。

 

僕の大好きな島だ。

 

どうやらここは僕のお気に入りの場所になりそうだ。

 

時間は8時手前だったから僕らは町歩きは明日にすることにして近くのバーガーキングへと向かった。

 

しばらく時間を潰してから寝場所を探しに僕らは街へ消えた。