僕が見たかったのは。

究極の自由を求めるPEPEの大冒険

滑り台

 

世界一周26日目(4月4日)

 

朝の8時くらいに目覚めた。

 

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野良犬にテントを数回突かれビクビクしながら

も何とか快適なキャンプになった。

 

でも、あれ本当にやめてほしいです。

 

寝ていていきなり気配を感じて起きると

あからさま僕のテントのすぐ横にいる

そんな状況で流石に動けないって。

 

しかもそれが人か犬なのかも分からないし

不安とビビリでそれどころじゃない。

飼い主は責任持って犬を最後まで面倒みよう

彼らが野良犬になる前に。

 

 

それにしても台湾には野良犬が多いい。

どこの街に行っても必ずってほど見かける

彼らに噛まれたら狂犬病になるのかどうかは分からないが

少なくとも僕は噛まれたくはない。

 

そういえば僕の寝た場所のすぐ横に大きな公園があった。

  

ほんとは昨日雨が少し降っていたから滑り台の

中で寝ようかなんて思ってたんけど、

 

管理人?さんみたいな人が来て寝るのならそっちの方で寝てくれとの事なので許可を得て寝させてもらった。

 

朝起きた時には既に親子ずれが遊具で遊んでいた。

 

いやマジで滑り台の中で寝ないでほんと良かった

 

僕は他人からどう思われようが構わないが、

人に迷惑はかけたくはない。

それにお母さんと一緒に公園に遊びにきた子供の気持ちを考えるとね。

 

まだ何にも知らない無邪気な子が普通に滑り台を滑ろうとしたら中にホームレスが

寝ているとか最悪の地獄絵図でしかない。

 

きっとそのこの一生のトラウマになるし怖い思いをさせたくない。

 

あ〜公園で寝ないで良かった。

 

でも時に公園は最高の野宿スポットとなるから注意をしないとね。

 

その後はいつも通りスタバに向かった。

 

朝に起きてスタバに向かう

これが僕の台湾でのルーティンだ。

野宿スタイルの旅をする僕に取っては唯一居心地よく入れる空間がスタバだ。

 

お決まりのアイスコーヒーを注文し、

コンセントのある席に座り日記を書いたりビザの申請をしたりしながら時間を潰した。

 

僕は日記を書くのに時間がかなりかかる。

下手すると1日の日記を書くのに1時間半かかる時もあったりする。

集中してる時は早いんだけど、

なんかこうグダグダ〜ってなる時がある

それに始めたばっかりだし書き慣れてないってこともあるのかな?

200日後くらいにはスンナリ書けるようになっているといいな

 

時刻は12時過ぎ。

そろそろ時間だからヒッチハイクしに行くか。

 

僕の今日の目的地は花蓮という場所だ。

ここから車で3時間半くらい

 

台湾の東側には3つの大きなエリアで別れていて

大きな街も3つしかない。

しかも情報によるとあまり車で向かう人は多くないらしい。

電車やバスなんかが一般的だそうだ。

 

まぁそんな事は気にせずヒッチハイクが出来そうな場所に向かって歩いた。

30分くらい歩いたところでちょうど良い場所を見つけた。

 

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よし、ここでヒッチハイクしよう。

 

台南エリア同様に台東もレスポンスが良い。

やっぱり台北が異常だったのかな?

誰か台北でヒッチ成功した人がいたら教えて欲しいくらいだ。

 

そんな事を思いながらヒッチハイクをしてると一台の車が目の前に止まった。

 

どこに行くのー?

 

ドライバーのおばさんは日本語に僕で訪ねてきた。

僕は日本語で花蓮に行きますっといった。

 

そうするとおばちゃんはグッドサイン。

 

おいおい、冗談はよしてくれよ。

まだ5分も経ってないんだぜ。

 

昨日に引きつずき今日も速攻で捕まった

この時に僕は理解した

台湾はヒッチハイク大国だ。

 

拾ってくれたのはメイさんだ。

 

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花蓮に実家がありその帰る途中だとか。

僕はわずか5分で今日のミッションを達成した

3時間半のロングライドを一発で得たのだ。

 

メイさんも昨日の最後に拾ってくれた夫婦と同じで、

僕がヒッチハイクを始める前に道路横で梅干しを食べているのを見かけたらしい。

 

そしてたまたまヒッチハイクのサインが見えたから僕がヒッチハイクをしているんだと

思ってわざわざ引き返してくれた。

 

きっと梅干しには何かパワーがあるに違いない。

食べ続けよう。

 

それにしても本当に台湾人は親切だなぁ。

もし僕の日記を読んでいる君がいずれ台湾を旅するつもりなら是非ヒッチハイクをして欲しい。リアルな台湾人の優しさを感じ取れるはずだ。

 

メイさんは学生の頃にオーストラリアに語学留学に行っていた為に英語が堪能で社内のトークには一切困らなかった。

僕も2年間オーストラリアにいたから二人でオースの話で盛り上がった。

僕はメイさんにオースで何が一番ビックリしましたかと尋ねると、

語学学校の日本人の多さよ。

あれにはビックリしたわ

日本にいるみたいだった。

 

っと予想もしてない回答だった。

確かに言われてみればそうな気がする。

今はオーストラリアでもどこに行っても中国人で溢れてる。

だが30年前はどこに行っても日本人で溢れていたらしい。

それが今は立場が逆転して中国人だらけになっている。

 

だから一概にほんと中国人だらけだよね

オーストラリアって。

なんて言えはしない。

つい前までは日本人だらけだったんだからね。

 

そして僕はいつも通りお得意の食べ物の話をした。

自慢じゃないが僕は本当に食べ物の話を美味しそうに話す事が出来る。

台湾の食べ物を美味しいですって言うとドライバーは必ず喜んでくれる。

そりゃ自分の国の食べ物褒められたら嬉しいはずだ

 

ただし僕は嘘は一切ついてない。

だって嘘つく必要がないくらい台湾の食べ物はどれも美味いからだ。

 

するとメイさんに何が一番好き?って聞かれ

僕は迷わず小籠包ですと答えた。

伝えられる分だけどれだけ小籠包がうまいか話した。

 

へ〜、そんなに好きなんだ。

 

じゃあ食べに行こっか♪

 

あ、あざます!!

 

なんとメイさんが僕があまりにもニコニコしながら小龍包の話をするもんだから

近くに美味しい店があるから連れっててくれることに。

 

本当にありがとうございます。

 

メイさんが買いに行っている間は車の中で待機していた。

 

車の中には僕とメイさんの飼っている二匹の犬がいた。

台湾で初めてちゃんと買われている犬を見た気がする。

 

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二匹は僕のことなんて一切気にせずメイさんの向かった方を見てた。

少しばかりか寂しい表情で必死に探している感じがする。

 

少しちょっかいを出してみても何の反応もない。

やっぱり飼い主が一番なんだね。

 

メイさんが帰ってくると車が壊れるんじゃないかってくらい室内で動き回って、

よっぽど嬉しいのか尻尾がちぎれるんじゃないかってほど振り回してた。

 

僕は犬のこーゆう所が大好きだ。

 

 

メイさんは僕に3つの小龍包と飲み物をくれた。

 

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小龍包といえば小さくて中にスープが入ってるやつだと思うが、

ここの地域ではこの写真のように肉まんみたいなのが主流らしい。

 

見た目は完全に肉まんだ。

なんらセブンイレブンで売っているのと変わりはない。

だが実際に食べてみると全然違う。

ジューシーなお肉と旨味が染み出た肉汁がたっぷり中に入ってる。

 

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こ、これはうますぎるぞ。

 

ものの10分で3つ全部を完食した。

 

車を走らせているとなんだか人が沢山いる場所が見える。

 

僕は気になってあれは何か尋ねた。

 

あれは北回帰線よ。

 

僕は北回帰線については全く知らなかったから上手く反応が出来なかったけど

珍しい場所とのことなので一応写真を撮った。

 

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メイさんが言うには台湾では北回帰線を境に北は亜熱帯気候南は熱帯気候になってるらしい 

 

確かに北と南ではビックリするくらい人も気温も暖かさが違うなと思った。

 

3時間くらいすぎると自然とお互いの口数も少しずつ少なってきて僕は急に眠たくなった。

 

そしてきずいたらコクンと眠りそうになっていた。

僕はヒッチハイクで乗せてもらった以上は必ず寝ないようにしてる。

だが今日はどうしても眠い。

必死にこらえようと戦っていた。

 

そんな僕のおかしな姿を見たメイさんは笑いながら、

そんなに必死になって起きなくていいのよ。

あなた毎日野宿でロクに寝れてないんでしょ?

寝れる時にしっかり寝なさい。

っと言ってくれた。

 

僕はありがとうございます。

でも大丈夫です!今ので眠気が覚めました。

っと言ったがものの5分もしない内に気が付いたら寝てた。

 

起きた時には既に花蓮についていた。

僕は申し訳なさに包まれながら目覚めた。

でもメイさんは嫌な顔1つせずにここが可憐だよと言って僕を街の中心部あたりまで

送って行ってくれた。

 

色々道中寄ったりして結局4時間の旅だった。

長い距離を乗せてくれご飯もご馳走になったメイさんに感謝の気持ちを込めお礼を言って別れた。

 

運転していないとはいえ連日の野宿と長時間ドライブのせいか体に疲れが溜まって

まだ眠かったから適当な場所で寝ることにした。

 

そしてそのまま夜の8時まで寝ていた。

 

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虫除けスプレーを買ったおかげか蚊に刺される事なく寝ることができた

 

そのあとは適当に街をぶらついて飯を食べた。

そしてマクドナルドで少し時間を潰して寝床を探しに行った。

 

曲名も歌手も正確な歌詞も誰か忘れちゃったけど、

 

そうさハイウェイどこまでも行けるさ

マイウェイ〜♪

 

なんて歌いながら夜の薄暗い街を照らす明かり方へと向かっていった。

 

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全然キャンプ出来そうな場所がねぇ。