全部マシマシ。
放浪旅39日目(4月17日)
歯磨きをしていたら歯がボロボロと抜け落ちる夢で目が覚めた。
起きると飛び上がって自分の歯があるかどうか確認した。
無事に歯がある事が分かり夢を見てたんだなって実感した
時刻は朝の8時半だ。
いやぁ、久しぶりに何もストレスなく寝れた。
それにフカフカのベッドではなくソファで快適なスリープライフを送る事ができた。
うん、実に良い1日の始まりだ。
この日ダニエルは仕事があるから家に帰ってくるのは夜だから鍵を渡してくれて、自由にしててくれとの事だ。
前回のモハメッドさんもそうだが、他人に家の鍵を簡単に渡すなんてよく出来るなぁって思った。
もちろん僕らは何もしでかすつもりはないけど、いくらカウチサーフィンとは言えど簡単にそんな事は出来ないだろう。
それくらい信頼してくれてるってことか。
朝ごはんを簡単に済まそうって思い以前ガソスタで出会った韓国人夫妻に頂いたインス
タント丼みたいのを食べた。
あれ、結構大きくてかさばってたから早めに食べれてよかった。
ついでに味も美味しかったしね。
食べ終わった後は適当にゴロゴロしながらフリースタイルダンジョンを見た。
僕は普段あんまりYouTubeなんか見たりしないんだけど、
たまには気分転換にYouTubeみながらノンビリするのもアリかなって。
そのまま11時くらいまでひたすらにグータラ生活をしてた。
たぶん普通に宿をとって旅をしてたら毎日がきっとこんな感じなのかなぁって思ったりした。
もちろん時にはこーいうのも良いけど、基本的に僕はキャンプしてたいと思う。
やっぱ自然の中で目覚める乗っていいし、
旅してる時くらいいつもと違う環境がいい。
お昼の時間になると僕はセイゴさんと外に行くことに決めた。今日の目的は楽器屋とセブンイレブンに行く事だ。
楽器屋に関しては僕が紛失したリコーダーを購入する事
セブンイレブンは噂で一平ちゃんが1ドルで売っていると聞いたからそれを食べに行く事だ。
まず4〜5キロ先にある楽器屋に向かった。
普段は20キロもあるバックパックを背負ってキックボードを漕いでいるから、何も背負わず漕ぐキックボードがどれだけ楽でスピードが出るか実感した。
あっという間に楽器屋に着いたがお目当のリコーダーはなかった。
ソプラノはあったけどね。
残念だけど気を取り直しセブンイレブンに向かった。
確かセブンイレブンはアメリカ発だったと思うけど実は一度も見かけることはなかった。
つまり今日が初めてだ。
日本だったらどこに行ったってセブンやファミマなどのコンビニが至る所にあると思うんだけど、僕らが旅をしてきたところではお目にする機会はなかった。
いざ中に入ってみると大して日本と変わらなかった。
同じように一応なんでも揃ってる。
もちろん日本の方が圧倒的にコンビニエンスだけどね。
お目当の一平ちゃんを探してみたがなかった。
なんだ、あの情報は嘘だったのかよって思っているとある食べ物を発見した。
それはホットドックだ。
値段は約2ドル
アメリカと言ったらジャンクフードだ。
僕は迷わず購入してみることに。
店員さんからホットドックを受け取り野菜やソースは自分でトッピングするシステムだ。トマトやオニオンやその他もろもろ、僕はとりあえずラーメン二郎的感覚で全マシマシにした。それに無料でチーズやチリソースもトッピング出来るから、もちろんそれをマシマシにした。
出来上がったのはこれだ。
ホットドック野菜&チーズ&チリソースマシマシ
もはや原型もクソもない。
まず手で食べることが不可能だ。
これをホットドックと呼べるのだろうか。
まぁそんなことはどうでも良い。
いかに安く腹に溜まるかが重要だ。
体に悪いのなんて知ったこっちゃない。
でも旅が終わったらこんな食事はしないだろうけどね。
食べ終わった後はダニエルさんの家に戻った。
昨日の夜は6日ぶりにシャワーも浴び昨日、今日でしっかり体を休められる。
気付かないようで体は正直者だ。
しっかり疲れが溜まっている。
ふと、セイゴさんの方を見てみると彼は寝ていた。
そりゃそうだろうなって思った。
もともとセイゴさんは僕みたいにガンガンキャンプ旅して無限の体力がある方ではなかった。
だけどニュージーランドで出会った時にそういう旅をやってみたかったと言っていた。
そして一緒にニュージーを数日間旅して今度はアメリカをキャンプ旅だもんな。
それに相方の僕が宿代1円も払うつもりはないと言っちゃってるし、少し気の毒で可愛そうだと思うところもある。
こんな僕に無理やり合わせてくれて感謝の気持ちでいっぱいだ。
んで、なんだかんだ僕も気が付いたら寝てた。
起きたのは夜の6時くらいだった。
ダニエルさんは7時過ぎくらいに帰ってくるとのこと。
それまでセイゴさんと楽器を鳴らして遊んでた。
彼が帰ってきて仕事終わりにも関わらずご飯を作ってくれた。
彼はビーガンだったから本格的なビーガン料理だ。
タスマニアのシェアハウスで僕はビーガンの女の子と数ヶ月暮らしてた時があったけど、それ以来のビーガン料理だ。
久しぶりに食べて自分が昆虫になった気分になった。
やっぱ僕は肉や魚が好きだな。
でも、美味しかったです。
ごちそうさまでした。
そして本当にありがとうございます。
ご飯を食べながら色々と話して僕達はねた。
良い日だったな