僕が見たかったのは。

究極の自由を求めるPEPEの大冒険

笑顔が素敵だと心もキレイ。

 

放浪旅40日目(4月18日)

 

朝の7時半に目が覚めた。

 

2日連続安心してストレスなく快眠できた。

 

これは非常に良い事であると同時にデメリットでもある。

 

なぜなら覚醒しまくってる僕の全細胞が休息する事によって覚醒前の段階にまで下がってしまう。

 

それに僕のバイブスも自然と下がる。

 

2日間も普通の生活ライフに戻っちゃうと中々エンジンをかけるのに苦労する。

 

それが快適であればあるほどにね。

 

それにこの日は見事に天気もドンヨリしてたしクソ寒かった。

 

カンザス州に着いた初日は物凄く暑くて半袖で入れたくらいだったのに今日はとことん寒い。

 

それに僕の花粉が過去最高に症状が悪化してる。

 

実はアメリカの2日目から少し花粉の症状を感じていた。

 

僕はもともと日本でかなりの花粉アレルギーを持っていた。

 

オーストラリアにいた間は花粉がなかったから症状で苦しむ事はなかったんだけどアメリカは違った。

 

普通に花粉めちゃくちゃ飛んでるやん

 

何花粉か分からないんだけど、とりあえず死ぬほど目が痒いしくしゃみと鼻水が止まらない。

 

鬼のように出てくる。

 

セイゴさんが調べてくれた情報によるとこの辺りはブタクサ花粉が飛んでいるらしい。

 

なんだよブタクサ花粉って。。

 

僕は日本にいた時は何花粉アレルギーかは全く覚えてないけど少なくともブタクサ花粉ではなかったはず。。

 

身体の疲れは取れコンディションはバッチリだけど心のコンディションは最悪なまま旅がまた始まろうとしてた。

 

ダニエルが今日は仕事で朝の8時半に家を出るとの事なので僕らも同じタイミングで出させて頂く事にした。

 

するとダニエルに近くのバス停まで送ってもらえる事になった。

 

僕達がいた場所はカンザスシティから20キロくらい離れた場所にあり、僕らがお目当の高速道路からもかなり離れている。

 

出来ればバスに乗ってシティ近くに行き、お目立ての高速の入り口らへんまで行きたい所だけど、もちろんどのバスが何処に何時に行くかなんて分かりゃしない。

 

だからとりあえずダニエルに適当な場所まで送ってもらい、そこから自分達でルートを探す事にした。

 

目的地に着き僕らはダニエルと別れた。

 

本当は写真を撮りたかったんだけど本人希望のもとNGで終わった。

 

最後にキッチリと挨拶をして別れた。

2日間ありがとうございました。

 

その後はカンザスシティから50キロ離れてるLAWRENCEまで下道でヒッチをする事にした。

 

まずそこの下道のハイウェイの入り口までキックで目指す事に。

 

う〜ん、絶妙に身体がグダッてる。

 

バックパックをいつもの2倍重く感じ物凄くグダッてる。

 

全然進まねぜぇ。。

 

なんとかゆっくり漕ぎながらもハイウェイ入り口付近に到着した。

 

するとそこには幸せのMがあった。

 

セイゴさん、ちょっとMに行きましょう。んで、いつもと同じローテンションに戻しましょう!

 

うん、そうだね。そうした方がいいね。

 

そうして僕達はマクドナルドに向かった。

 

朝起きてからマックに行くのが僕達の日課だ。朝起きて気持ちを切り替えるために僕達はマックに行き数時間各々リラックスしたり音楽を聞いたりして気持ちを切り替える。

 

やっぱりこれがないとダメなんだよね。

 

カウチサーフィンは人とも出会えて素晴らしい経験になるし、美味しいご飯やフカフカのベッドなんかで寝させて頂けるから非常にありがたいし幸せな事なんだけど、

 

快適すぎてほんとエンジンかかるのが遅いし気持ちが全部持ってかれちゃう。

 

だから僕らは無理矢理でもマックに行っていつもの感覚を得なければならない。

 

それに僕の花粉が重症だしね。

 

マックに着くと僕はすぐさま荷物を席に置いて近くの薬局までキックで向かった。

 

花粉がこんなに辛いなんて思わなかったよ。日本の僕と同じようなアレルギーの人は相当苦しんでいるんだろうなって思ったら同情するよ。

 

薬局に着くとさっそく僕は薬を探して購入したのはアレグラと目薬だ

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ネットでアメリカ花粉で調べたら、ありがたいことに誰かがオススメの薬なんかの記事を書いていてくれてた。

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いや〜、ほんとネットって便利だね。

 

それをすぐマックに持ち帰りのんだ。

 

その後は少しのんびりしてからヒッチを始めた。

 

まず行く先はLAWRENCEだ。

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ここまで行けば70号線のハイウェイに簡単に合流する事が出来る。

 

ただここまでも40〜50キロは離れてる。そこまで1発で行く人がいるか?なんて思いながらヒッチハイクをしていると車が停まった。

 

どこまで行くの?

 

と窓を開けて車内の中から僕らに聞いてきてピックアップしてくれたのはサラさんだ。

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間違いなく今まで出会ったドライバーの中で断トツに可愛い。

 

いや、本当に可愛かった。

 

そりゃ誰だって可愛い女の子が拾ってくれたらテンションは上がるだろう。僕のバイブスはガンガンに上がってた。

 

可愛すぎて集中できず緊張してしまったのか彼女の英語を聞き取るのに苦労した。

 

彼女は26歳で結婚している。

 

ち、ちくしょう。。。

 

LAWRENCEに行く途中で僕を拾ってくれた。元々カンザス州生まれで育ちだけど彼女いわく何にもない場所らしい。特に彼女が若くヤンチャしてた時は外の街に出たくて仕方がなかったらしい。ちなみに彼女の好きな州はフロリダでビーチ好きだそうだ。

 

絶対にフロリダに遊びに行ってというほど勧められた。

 

僕にとってフロリダとは名前くらいしか知らない場所だ。そもそもアメリカの事も何にも知らない状態で来た。こっちで旅をしてからアメリカがどういう国か、どんな所があり、どんな人達が生活しているなんかをほんの少しずつ分かって来た気がする。

 

後、ふと思ったんだけど欧米系の若者って若ければ若いほどイケイケで傲慢な気がする。ビックリするくらいイケイケで人種差別もすごい。僕は過去二回若者にオーストラリアで卵を二回投げられている。

 

それにタスマニアにいた時は頻繁にカヤックをやりに遠出してたんだけど、ある街にマックがあってそこに行く度にアジア人が珍しいのかバカにされてるのかは分からないけど、ジロジロ見られ笑われたりした。

 

まぁ、ロン毛で水着とヨレヨレのTシャツ着てたからかな。

 

まぁそんな話を置いといて比較的イケイケでだいたい20代後半になってくると皆落ち着いてくる。

 

それも人間が変わったようにね。

 

イギリス人は変わらずパーティー野郎が多いいけど、

 

きっと彼女もそのうちの一人だったんだろうと思った。

 

ありがたい事に彼女にはLAWRENCEから更に40キロくらい離れた場所まで送ってもらった。

 

本当にありがとうございました。

 

しっかりお礼と感謝を伝えて僕らは別れた。

 

着いた場所はTopekaという場所だ。

 

ここから一気に街は少なくなってくる。

 

出来れば長距離で進みたい所だ。

 

気合いのヒッチをする前に少し腹ごしらえをする為にガソスタで飲み物とカップ麺を買った。

 

するとどうだガソスタにお湯がないじゃないか。

 

う〜ん、困ったな。

もうフタあけちゃったし。

 

僕はそのままお湯なしでベビーラーメン的な感覚で丸ちゃんのカップ麺を食べた。

 

以外にもスープの粉末が良い味がして、それがうまく麺とマッチして美味しかった。

 

それをセイゴさんが横目に見て僕に向かって、

 

お湯なしでカップ麺を食べてる人始めて見た。。

 

と言っていた。

 

僕も一言だけセイゴさんに向かって、

 

案外、うまいっすよコレ。

 

その後はすぐさまヒッチハイクをする事にした。

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彼女が降ろしてくれたガソスタの近くに70号線の入り口があったからそこに向かった。

って言ってもTopekaは小さな街だし交通量も少ない。

 

僕はバックパックを置いて椅子代わりにしてそれに座りながらヒッチハイクをした。

 

1時間が経過。

 

お決まりの1時間だ。

 

これくらいなら当たり前過ぎて正直待ってる気にはならなくなってきた。
それに座りながらヒッチハイクをしているから身体に疲れは出てこないしね。

 

それに1発目の彼女はわずか10分ちょっとしか待ってない。そのぶんを考えたら何時間でも待ってやろうと気持ちになった。

 

気温は上がりジリジリと暑い。

 

1時間半が経った。

 

余裕だと思っていたけど照りつける太陽と交通量の少なさのせいかヤル気と気持ちが落ち込んでいった。

 

だが、その時は起きた。


一台の車が僕らの前に停まった。

 

僕らは喜んで近寄りに行ったがドライバーからNOのサインを送られた。

 

僕は何やねんコイツと少し思った。

 

乗せるつもりないならわざわざこんな場所に停車しなくてもいいのになぁって思ってると中から女性が出てきた。

 

すると彼女が僕らに向かって、

 

ごめんね。私ちょっとしか行かないから乗せてあげられないけど良かったらこれ食べて。 さっき見かけた時にあなた達凄く幸せそうな顔をしていたから、私も元気もらってね。じゃあ頑張ってね!バイバイ!

 

そう言って彼女はすぐ立ち去った。

 

僕らは彼女からマックフルーリーを頂いた。

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彼女は高速を降りる際に僕らがヒッチハイクをしているのを見かけたらしく、わざわざマクドナルドに行って僕らの為にマックフルーリーを買ってくれたのだ。

 

それも僕らが幸せな顔でヒッチハイクしてた。たったそれだけの理由だ。

 

僕は特別意識してる訳ではないけど普通に笑顔でヒッチハイクをしてただけだ。でももし僕の笑顔や態度だけで人を幸せな気持ちに出来ていたとするのならば凄く嬉しいと思う。僕自身笑顔が素敵な人は男女関わらず大好きで魅力的だと思う。

 

だから僕も笑顔が魅力的で周りがハッピーになれるような人間になりたいと強く思った。

 

本当ありがとうございます。

 

彼女からのアイスのおかげで僕らはかかり切ってなかったエンジンに火がついた。

 

そこからヒッチを続けること合計2時間ちょっとで車が捕まった。

 

拾ってくれたのはトムさんだ

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ここからキロ先のManhattanという街まで帰る途中で乗せてもらえる事になった。

 

彼とは物凄くテンポがあい最初から最後までずっとトークをしていた。

 

 

僕はなぜヒッチハイクをするのかを話した。

 

僕らがアメリカに来た理由はヒッチハイクを通して人と出会うためなんです。

 

もちろん壮大な景色なんかもいいですけど、僕は何よりも人との出会いを大事にしたいんです。

 

日本にいるとどうしても世界の人と関わる機会は減ります、それに語学的問題もありますし、でも僕は海外で旅をしていて沢山の人と関わるチャンスがある。英語も話せます。だから僕は人と会うためにヒッチ旅をするんだと思います。

 

そして色んな人の物語を聞き自分の価値観や視野を広げたいんです。その手段としてヒッチハイクは本当に人と出会うのに一番良い方法だと思います。それに僕は人と話すのが一番好きなんで。

 

そう言うと彼は深く頷いてくれた。

 

他の人はどうだが知らないし色んな目的がある。

 

僕の場合は人と会う。

 

これ一択でしかない。

 

それに今度別記事で僕の旅の目的なんかも書いてみようと思う。

 

誰も得はしないけど、自分自身がいずれ振り返ってみたときに当時の自分はこう思っていたんだなぁって考えたりするキッカケにもなるからね。

 

あっというまに目的地に着いた。

 

高速の入り口で降ろしてもらい彼と別れた。

 

ありがとうございました。

 

引き続きヒッチハイクをした。

 

僕らが今いるところから次の街までは約110キロくらいはある。

 

ジャンクションシティという20〜30キロの所にも一応街みたいのはあった。

 

僕らは刻んで手前の街に行くことに決めた。

 

だが交通量がほぼない。

 

こりゃ駄目かなぁなんて思っていたら停まった。

 

うお、まじか。

 

ドライバーに行き先を伝えると彼はSalinaという僕らが行けたら奇跡だなって思ってた110キロ先の街まで行くそうなので、それにご一緒させてもらうことに。

 

僕らを拾ってくれたのはエリックさんだ

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彼は僕とは180度違う人間だった。

 

基本的にパソコンの前で1日の時間を費やす超インドアな人だった。

 

他の国にも他の州にも出たことがないらしい。

 

当然、僕がやってきた事と彼がやってきた事は何1つ重なることがなかったんだけど、話は自然と進んだ。

 

お互いあまり関わらないタイプの人間同士だからこそ興味が湧く。

 

それに彼は1週間に一度はマンハッタンからSalinaまで母親に会いに110キロの道を運転しているらしが、滅多にヒッチハイカーは見ないしピックアップするのも僕らが初めてだそうだ。

 

彼にとってもいい経験になったし僕にとっても良い経験になった。

 

全くの身知らずのお互いがヒッチハイクを通して繋がれるんだ。

 

そこには色んな人のストーリーがある。

 

これだからヒッチは好きなんだよな。

 

1時間ちょっとのドライブもあっという間に終わった。

 

街には行かずサービスエリア的な場所で降ろしてくれた。

 

ありがとうございました。

 

時刻は18時半くらいだったから僕達はヒッチを切り上げマックへと向かった。

 

そしていつもと同じくセイゴさんと熱い深い話をしながら夜になるまで時間を潰しキャンプできる場所を探しに行った。

 

あー、コロラド州まで後750キロ。。

 

早く行きたいなぁ。。