僕が見たかったのは。

究極の自由を求めるPEPEの大冒険

小籠包。

 

世界一周21日目(3月30日)

 

朝の8時半起床。

 

台湾で初めての夜は無事快適に寝る事が出来た。初日から早々と台湾という国が野宿者に対してとても寛容である事が分かる。というよりか誰も気にしてない。

少しくらいは気にして欲しいんだけど、
全く気にしてない。

 

朝起きた時も多くの人が散歩や、

ラジオ体操的な事をしてたが誰1人として僕の事を気にしてない。

 

いや、俺こんな所で寝てんだぞ。

 

お前ら何とも思わないのかよ。

 

ってツッコミそうになったが彼らから

したら僕はただの金なしホームレスなのかもしれない。

 

まず日本だったら通報が入って警察が来るだろう。あからさま所でテント張って寝てたらね。

 

どうやら台湾はキャンパーにはとても優しい

国であるに違いないと思った。

 

昨日の夜は雨がかなり降っていたが僕には関係なかった。

 

だって屋根付きの所でキャンプだからね。

 

昨日たまたま歩いてたら見つけた公園。

中心部からも10分程度の距離だし、

トイレや飲み水なんかも備わってる。

 

しかもここには大きな屋根があるから

雨が降っても安心して眠れる。

雨が降ってる時にする野宿ほど辛いものはないと思う。朝起きた時のあの感じ。

濡れたままのテントを仕方なく畳んで

バックに入れる時のあの気持ちほど

複雑なものはない。

 

確か昨日の夜は隣に台湾人のホームレスのおっちゃんが寝てた筈だけど、

いつの間にかおっちゃんの姿はなくなって何処かに行ったようだ。

 

朝起きるの早いなぁって思いながら僕は

荷物をまとめ近くの駅に向かった。

 

駅に着いた僕はさっそく腰を下ろせる

場所を探し歩き続けた。

 

流石に台湾の1番大きい駅となると端から端まで歩くのに30分はかかる。

 

久しぶりの大都会の駅に苦戦して迷子になりながらも良さげな場所を見つけた。

 

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駅の中は驚くほど綺麗だ。

人も日本ほどそこまでゴチャゴチャは

していない気がする。

 

そしていろんな場所に充電出来るスペースが備えついている。

 

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しかも無料のWIFIもついている。

なんて便利な場所なんだろうって思うのと同時に僕は今かなり日本に近い場所に

いるんだなって感じる。

 

台湾の駅や街を歩いても日本と変わらない事が殆どだ。人の感じも変わらない。

 

そう僕は2〜3時間で日本に簡単に帰れる場所にいる。

 

確か沖縄の与那国島は台湾に物凄く近く

島から台湾が見えるとかどうとか聞いた事がある。とゆう事はカヤックや船なんかで簡単に与那国に行けてしまうんだろう?

 

台湾の東側に行ったら本当に見えるか

確かめてみようと思う。

 

そんなんで僕はそこのスペースで色々と

調べものをしたりしながら12時まで時間を潰した。

 

今日のお昼は何か有名な物を食べに行こうって思っていたので僕は時間を潰してる間に台湾で有名な食べ物を片っ端から調べ上げていたのだ。

 

インターネット情報だと台湾と言ったら

小籠包らしい。

 

しかも台湾にはとても有名なお店があるらしく常に行列で世界的に有名らしい

 

僕は食べるのが大好きだ。

そして有名という言葉には非常に弱い

特に食べ物はね。

 

でも値段がそこそこ高い。

 

小籠包は昨日も食べてるからわざわざ

高いお金払ってもう一度食べる価値があるのかなんて考えてた。

 

そんな事を思いながらネットを見ていると誰かが書いた情報で有名店に引けをとらなくて値段もそこそこ安い小籠包屋さんが近くにあるとの事。

 

な、なに? それは行くしかねぇ。

 

何も考えずにその場を立ち上がり、

気付いた時には電車に乗ってました。

 

台北駅から4つくらい離れた台北小巨蟹

駅ってところにあるらしい。

 

ネットの情報通り向かってると駅から

歩いて10分くらいの所にありました

 

お店の名前は冠京華。

 

情報によると知る人ぞ知る名店らしい

確かにそんな香りはぷんぷんして来た。

決して店の外観は綺麗じゃなく、

ちょっと汚い。

 

でもこれが良い味が出て台湾らしい。

 

僕はどっちかというとローカルな雰囲気が出ている方が好きだ。

 

店内に入るとさっそくメニューを見た

 

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昨日のお昼と同様にメニューに写真は

ついてないようだ。

ただ良いことに日本語が書いてある。

なので大体のメニューは想像がつくから

非常に選びやすい。

 

もちろん僕はまず小籠包を選んだ。

なんせ小籠包を食べにわざわざ脚を運びにここにやって来てたんだからね。

 

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10個入りで150元(約525円)

 

これが安いのか高いのかは正直なところ

僕には分からない。なんせ日本で食べた事がないから相場が分かりゃしない。

 

ただこの小籠包が上手いかどうかは

この僕にも分かった。

 

クソうめぇ。何これ。あらやだ。最高

 

明らかに昨日の夜市で食べた小籠包と

違いすぎる。昨日のおばちゃんが自信を持って勧めてくれた小籠包を悪くいうつもりがないが正しくこれが本当の小籠包だとゆう事がこの僕にも分かる。

 

口に入れた瞬間にじゅわ〜っとスープ

広がり生地の中の肉汁が次に襲いかかる

なんて上手い食い物なんだ。反則だ。

 

こんなの毎日食べてしまうに決まってる

じゃないかと思わされるほどだ。

 

こんな上手い小籠包と一緒に米を食ったら絶対においしいって思って無難に

海老チャーハンなんかも注文してみた。

 

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120元(約430円)

 

初めて本場のチャーハンを食べた。

これもまた絶品すぎる。

小籠包と最高にマッチする。

 

更に何か食べたいって思った僕は

調子に乗ってタンタン麺も頼んだ。

 

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80元(約280円

 

あれ、タンタン麺ってこんな食べ物だっけ?なんて思いながら食べてみると。

 

あれ、何これ。全然美味しくない。

 

見事に美味しくなかった。

決して不味くはないんだけどタンタン麺要素が1つもない。

まず僕自体がタンタン麺ってどんな食べ物か覚えてないし、まず知らない。

確か辛いやつだよね??違う?

 

ここのタンタン麺は完全にゴマ味だ。

超濃厚のゴマダレの中に麺をぶち込んだ

料理だ。

 

ただそんなタンタン麺を打ち消す程に

チャーハンと小籠包は抜群だった。

 

本当に美味しかったし僕のブログを

見てくれてる人が台湾に行ったら是非

食べに行ってもらいたいくらいだ。

 

食べ物の紹介ブログみたいになっているが決してそんなブログではない事を先に言っておきたい。

 

今はただこの先に待ち構えてる冒険の為に休養しているんです。

 

だかれウハウハな気分で旅をしてるんで

ブログの内容もすげぇ一般的です。

ただ1週間後からは毎日死闘の日々になると思うので楽しみにして下さい。

 

お腹も良い感じにパンパンになり

僕はお店を出て少し街を歩いた。

 

流石にお腹一杯の後にバックパックを背負って街を歩くのはキツイな。

 

え、なんで荷物を預けないって?

 

そりゃあ、大きい荷物を持って歩いてた方がカッコいいでしょ?

 

なんて馬鹿なみたい事を思って後で

後悔をしてました。

 

街をぶらついてるとアメリカから来た

観光客に話しかけられ少しの間話した

 

彼らはカップルで台湾に来てて1週間ほど滞在するそうだ。

僕が彼らに何処か時間潰せるとこある?

と尋ねると、

 

You should go to taipei101 

 

っと僕に言ってきた。

 

ん?台北101なんだそれって感じだ。

 

彼らが言うには台湾で1番大きい建物で

中にはどデカイショッピングモールが入ってるらしい。

 

僕はショッピングモールなんかには

これっぽちも興味がないが、

特にやる事もないのでせっかくだし

高い建物でも見に行くことにした。

 

また電車を乗り継いで15分くらい。

お目当の場所がある駅に着いた。

 

そこで僕はある感覚を覚えた。

 

それは見渡す限りオシャレしてる人だらけであからさまに高級品を身に付けている人だらけだ。

 

僕は日本を出て2年間一度たりとも自分の服装を気にした事がない。

 

雪山で働いてた時以外は基本的に水着でサンダルを履いて生活してた。

まずオーストラリアで誰も人の足元なんか見ないし服装も気にしない。

 

ただここは違った。

明らかに僕がいるべき場所ではない。

 

中のショッピングモールもどれも

高級品ブランドのお店でいっぱいだ。

 

小汚い格好で大きなバックパックを担いで店内を歩いてる僕は注目のまとだ。

 

人の目なんかは一切気にしない主義だったんだけどだいぶ場違いな事から少し

恥ずかしいという感覚が僕の中で芽生えたのだった。

 

そこは10分ほど歩き回ってすぐ外に出て実際に高い建物を見て見た。

 

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う〜ん。何とも言えない微妙さ。

 

とりあえず高いのは分かったけど特に

何か感じた事はなかった。

 

それよりも僕は周りに目がいった。

 

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やっぱり栄えてるんだなっておもう。

基本的に台湾の1番大きな市街地の台北はどこに行っても大きなビルが建ってる

 

東京と比較したらそりゃあ小さいけど

それでも僕には大きな都市で栄えてるなって思った。

 

そんな事を思いながらこの場所を後にしてやる事もないから電車に乗って中心街に僕は戻った。

 

中心街の駅で降りてぶらついてると

観光情報センターみたいのがあって、

覗いてみると1冊の観光ブックがあったから見てみたら凄く惹かれたモノがあった。

 

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台湾のどこかにある景観だ。

 

そうだ思い返せば僕は台湾に隠されてる

大自然をみにこの地にやって来たんだ。

 

何の情報もないけど台湾にはとても

素晴らしい自然がある気がしてた。

キッカケはインスタグラムでフォロー

させて頂いてる方の投稿だ。

 

その方はキャニオニングのプロの方で

その方の投稿で台湾遠征に行ったという

ポストを見て感銘を受けた。

彼が見た景色や本物の台湾の自然は

技術や膨大な知識があったからこそ辿りつけたもので一般人の僕がそれを自分の目で見れる訳でもない。

 

たたあんな凄いものがあるんだから、

きっと沢山の自然があるはずだと思い

短期間ではあるがこの地を訪れた。

 

グルメばっか食べてる場合じゃない

早くヒッチハイクして南下しないと

そんな事を思わされる一枚だ。

 

そのあとは適当に街をぶらつき

気が付いたら真っ暗になってた。

 

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夜になると尚更東京みたいだ。

別に僕は渋谷のセンター街なんかを夜に歩き回った事なんてない。

ましてや昼間を数回くらいだ。

どんな感じだったかなんて覚えてないが

からしたら都会は全てが東京に見える

 

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夜の街を散策した後は適当に見つけた

マックで少し時間を潰して、

 

昨日と同じ寝床の公園に向かった。

 

そうすると昨日いたオジサンがまたいた

きっと彼はここを拠点にして生活してるホームレスなのかなぁって思いながら

テントを張ってると、

 

突然ハーモニカの音が聞こえた。

それもけっこう上手い

 

誰が吹いてるのか気になり音のする方に行ったらオジサンが吹いてた。

思わずうぉ!ってなって慌てて僕も

自分のバックパックからリコーダーを出して一緒にセッションした。

 

お互い国も違うし言語も違う

オジサンに関してはほほ英語か話せない

そんな僕ら2人でも音楽というもので

繋がる事が出来た。

 

やっぱり音楽はいいねぇ〜。

 

なんて思いながらセッションを終えて

テントに戻り目をつぶった。

 

今日も良い日だったと。